書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

年に一度の林野火災防ぎょ訓練

なんで「防御」じゃなくて「防ぎょ」なんだろうと、入団以来ずっと感じていたのですが、本来は「防禦」なんですってね。教育の場では「防御」という字への書き換えをしているが、役所などでは「防ぎょ」という具合にひらがなへの書き換えをしている、ということらしいです。

言葉の使い方や漢字の読み方だってどんどん変わっていっていて、あまり頓着なくそれに流されている昨今ですから、もう「防御」でいいのでは。

さっきゅう、ちょうふく、にはこだわりますけどね、私は。

というわけで、年に一度の林野火災防ぎょ訓練です。消防署と消防団が連携して、林野火災の消火にのぞみます。

湖西市内全13の分団がポンプ車で出動します。そのうちの11隊で中継放水をし、態勢が整ったところで延焼を防ぐために残りの2隊で第2線延長をしました。

私たちの第七分団は筒先隊のすぐ下に配置されまして、さらにその下の隊から第2線が延長していきました。完全なる中継隊でして、刻々と変わる水圧に対応する以外は、比較的のんびりとした時間を過ごしました…

第1線と第2線の筒先までそれぞれざっと80本ほどのホースを繋いでいますから、いろいろトラブルもありました。ホースが破裂したらしいという話もあります。水利から筒先までかなりの高低差がありますので、水圧もかなり高い状態で水が送られてきますから、痛んでいたホースがとどめを刺されたのでしょうか。

無線交信を聞いていての情報ですが、他にも2か所で水漏れがあってホースの交換をしたようです。

いつも水が漏れる印象のある第七分団ですが、今日は大丈夫でしたよ。

ただ、ホースカーの中身は心配なので、来月の訓練で使おうと思っています。ホースは一度使うと表面をデッキブラシで洗って、ホースタワーに吊り上げて干さなくてはなりません。一日二日乾かした後、今度はホースを巻かなくてはなりません。気軽にたくさんのホースを使うわけにはいかないのですが、使ってみないと痛み具合もわかりません。苦しいところです。

多分、来月の訓練は団員から不評を買うでしょうけれど、実災害時に慌てるよりは良いと考えてもらうしかありませんね。

分団長の仕事は中間管理職。本部と団員の間をつなぎ、資機材の維持管理をする。そこが大事なところだと考えています。もちろん団員の士気向上など、他にもやるべきことは多いですけどね。

後もう一点大事な点は、そう、真面目にやってたら身がもたない!