書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

マイナンバーカードの交付申請をしてみた

世間を騒がすマイナンバー。それをプラスチックの板にしたマイナンバーカード。正式には個人番号カード、ですか。

システム屋の気持ちが分かる崩れプログラマーとしては、国民総背番号制というのも、理解できなくもない仕組みです。うまくいけば、本当にうまくいけば、かなりのコストカットにつながることでしょう。それで減らせる人員もかなりの人数になるはず。

とはいえ、公務員だから、簡単に減らせないでしょうけれどね。市民サービスの向上につながる仕事にたくさんの人を振り分けてもらえたらと思いますが、まあ、そもそもこの仕組みがうまくいくには、まだまだ紆余曲折があるでしょう。国にばっかりメリットがあって、国民のデメリットばかり多かったら早々にやめてもらわなければなりません。ねっ。

個人的には公的個人認証サービスが無料で付いてくるのが一つの魅力になっています。今までは住基カードに有料で追加していたものが、なぜか無料なんですよ。ですのでいつか個人番号カードは作成するつもりでいました。

いつか、そう、いつか。住基カードに付加した公的個人認証の期限が切れたら、と思っていたんです。そしたら、都道府県認証局からお手紙が届きまして、来年1月16日で期限が切れますよー、と書かれていました。私の場合の利用目的はe-taxを使っての確定申告です。e-taxを使う場合は1月15日から確定申告書を受け付けてくれますが、宗務庁からの源泉徴収票はそんなに早く届きません。事実上、間に合わないんです。(あっ、でも、今年は宗務庁から手当てもらってなかったかも)

というわけで、慌てて個人番号カードを申し込みました。手続きはスマホでできるということで、iPhoneで挑戦。

iPhoneQRコードリーダーアプリをインストールし(いくつも同様のアプリがありますが、なんでもいいのでは)、個人番号通知カードにあるQRコードを読み取ります。そこに記されたURLを開くと、なかなか丁寧な説明の書かれた手続きを進めることができます。

最後の最後で申請してしまう前まではいつでも止められますので、気軽に試せますよ。

最初にメールアドレスを登録します。そのアドレス宛に次の手続きを示すURLが含まれたメールが届きます。ワンクッション入るのは、メールアドレスの存在確認をここで済ませているんですね。

メール内のURLを開くと、その後問題になるのは、写真ですね。スマホで撮った写真を使えるんです。

でも、無帽とかはともかく、無背景は難しい。要は白一色とかであればいいのですが、お寺の中を見渡してもそんな場所はありません。玄関横の塗り壁が白だったことに気づき、まさかの屋外撮影となりました。

そして写真出来栄えは…

容疑者みたい、という評価をいただきました。

個人番号が記されたカードですから、滅多に人前に出すことはないはずです。容疑者でもなんでもいいさ、とにかく公的個人認証が取得できればいいんです。思い切って最後のボタンを押しました。

カードの発行は申請順になるということで、一体いつになることやらというところですが、確定申告の締め切りまでに届けば御の字と思っています。

それにしても個人番号、どうなりますかねー。