書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

午後からファイルを買いに出かけよう

午前中、法事。最近、平日の法事が増えています。一時的なものだとは思いますが、実は明日も。私の曜日感覚は普段からおかしいですが、平日の法事はさらに感覚が狂います。今もまだ、今日が日曜日なような気がしてまいす。

月曜日、月曜日、月曜日と呪文のように繰り返して言い聞かせていますが。

法事が終わり、午後からは少し空き時間。霊園の一部に落ち葉がたくさん落ちてるから、あれを掃こうか、本堂前の芝に少し私が増えたから、草刈機で短く整えようか、消防関係書類を閉じるファイルがいっぱいになったから、自分が使いやすいファイルを買いに行こうか(今のは支給品)、なーんて考えながらお施主さんのうちでお経を読んで、お墓まいりのためにお寺に戻る道をたどっていました。

お寺に戻ると、妻から訃報が入ったことを聞きました。法事の終わる昼頃を見計らって再度電話をいただける、と。

明日明後日の予定を考えると、葬儀の支度ができるのは今日しかありません。そもそも葬儀自体の日取りも、このタイミングなら通常は明日通夜、明後日葬儀だけれど、同じ日程で法類のお寺の本葬儀があるので、一日後ろにずらさないといけない。

さっきまではあんなにのんびりとしたことを考えていたのに、急にいろんな段取りを考えなくてはならなくなりました。掃き掃除も草刈りも買い物も、全部また後日となりました。

お寺にいる以上、こういうことは当然予測しながら仕事を進めているわけですが、それでもまだ慣れません。副住職と住職の立場の違いを改めて感じます。ただ、動じなくはなりました。副住職の時には、お葬式だ、どうしよう、という戸惑いがありましたが、自分が主体として対応しなくてはならないと思った瞬間に、戸惑いはなくなりました。不思議なものです。

さて。1つずつ進めていきましょう。