師匠が電話を取る。具体的な言葉はなくても、電話の相手も、内容も、察しがつく。そんな朝でした。
第四宗務所管内最高齢の御老僧が、涅槃に入られました。
この夏までお元気だったそうです。お目にかかったのは、今年の2月に私の住職披露に伺った時が最後になってしまいました。転倒した際に骨折され、ご高齢だったこともあり、そのまま退院は叶わずという結果に。
法類寺院でもあります。夏の終わりに別のお寺でも葬儀をしたばかり。お寺の葬儀が立て続くなんて、あまりないのですけれども。
管内最高齢にして、現役のご住職。長い間お疲れ様でした。
私は、今後の打ち合わせに声のかかった師匠に付き従って、同席をさせていただきました。全員で枕経をお勤めし、その後打ち合わせに。
2時間ほどの打ち合わせをして、葬儀を執り行う準備に取り掛かれる状態になりました。とはいえ、私は当日のお手伝いぐらいになりそうです。改めての事前打ち合わせの日は教区で行事が入っているため、師匠と私のどちらかはそちらへ行かなくてはなりません。葬儀の準備に必要とされているのは師匠の方なので、話し合うまでもなく分担ができてしまいました。
私もこうして頼られる存在になりたいものです。
葬儀は少し先になります。生前を偲んで過ごす時間も多く取れそうです。