さて、檀信徒研修会。準備ができたのか出来ていないのかいまいち自信の持てない自分の荷物を持って、出発です。
師匠に鷲津駅まで送ってもらい、東海道線で浜松駅へ。いったん改札を出て、集合場所の新幹線口へ移動します。
時間は7時。職員の集合は7時半ですが、参加者の集合が8時のため、おそらく7時半よりも前に到着される方もいるだろうとの予想から、少し早めに来ました。
昨年までは職員全員で1時間前に集合したのですが、私が慣れてきたこともあり、全員で集まるほどでもないという判断から、スタンドプレーです。
とりあえずお坊さんが一人いれば、早めに来た人も安心するでしょう。受付は職員が集まりだしてからで問題ありません。
案の定、早めに来た方がいらっしゃいました。とはいえ、なんとなくそう思えるだけで、確信はありません。声をかけるでもなく、じっと過ごします。道中、目印に使う宗務所の旗を持って来ればよかった。ガイドさんが持っている号車番号の書かれた旗、あれの宗務所版があるんですよ。いつの時代からか。書記さんが全部持ってくることになっているんです。
さて、その後はとんとん拍子に事が運びました、出発となりました。新幹線は新大阪でのぞみに乗り換えて、一路広島へ向かいます。新幹線の車内では私の仕事はないので、用意してきた映画を見ながら過ごしました。庶務主事さん、余裕です。
広島駅ではガイドさんが迎えに来てくれていて、バスまで移動します。ここから時間との戦いがスタート。予定通りに事が運ばないと、夕食前にお風呂へ入る時間がなくなるのです。初日から旅への印象が悪くなります。研修旅行とはいえ、全体を通して不満が高まれば、リピーターも期待できなくなります。年に一度開催が義務付けられている研修会なのに、開催が難しくなってしまいます。
時間はお昼。まずは昼食です。会場に着いた時点で、予定よりも30分押しでした。最初の研修地である広島平和記念公園へ到着した時にも30分押したままでしたが、献花の後、予定よりも少し短めの自由時間にして、資料館の見学をしてもらいました。
この資料館、高校生の時、つまり23年ほど前に訪れた時よりも、怖さが薄れていたように思います。展示内容から感じる恐怖が減っているというか。当時も事実を展示しているだけでしたので、あのままで良かったと思うのですが、今はこれぐらいがいいのかな?世界遺産になったことで、少し抑え気味なのでしょうか。
数年後のリニューアルに向けてかなりの部分が閉鎖されていたのが残念でした。終戦70年の年に閉鎖していなくてもと思いましたが、もっと長いスパンで考えてるからなんでしょうかね。
次は宮島。こちらは研修というよりも観光です。せっかく広島まできたのですから、外せません。訪れたことのある檀家さんも多そうという想定をしていましたが、意外と初めての方も多いようでした。
私も高校生の時以来。修学旅行で来たのですが、あんまり覚えていません。おかげで何もかもが新鮮でした。お気に入りのカメラを持って行ったので、楽しかったです。
実は、宮島へ行くフェリー乗り場への移動が、想定よりもかなり短く済みました。道路が全然混んでいなかったのです。おかげで、一本前(15分早い)のフェリーに乗ることができました。集合時間は当初の予定通りとしましたので、少し長めに散策ができました。
現地のガイドさんに連れられて(お土産屋さん提供のガイドさん。最後にそのお店へ行くことが前提という。)、いろいろ説明してもらいましたが、私は全然聞いていませんでした。いいんです、説明なしで。気になったことはいつでも調べられます。それよりも、せっかくその場にいるのですから、この目、この耳、体全部で感じたいじゃないですか。神社ですから、それでいいと思います。まあ最低限、どなたが祀られているかは知っておくべきでしょうから、その話だけは聞きましたけれど。(そこまで言うならあらかじめ調べておくべきでしょうね)
自由散策になったところで、焼きガキを買って食べました。美味しい。子どもの頃から牡蠣は苦手だったのですが、最近少し食べられるようになりました。特に焼きガキと生牡蠣は、大人になってからはそんなに苦手ではなくなっていました。めったに食べられませんでしたけどね。
こちらでいただいた焼きガキは、苦手な臭みもなく、あっさりと食べられました。「当店人気ナンバー1」のレモン乗せでいただいたんですが、ポン酢のほうがよかったかなぁ。レモンの味で、牡蠣の味が飛んでしまっていたように思います。時期によってはもっと味が濃くて、ちょうど良いのかもしれませんね。まだシーズンには少し早かったですしね。
そうして辿り着いたホテル。無事に食事前に入浴時間を設けることができました。いやー、よかった!
本日の日程は以上で終了。明日はしまなみ海道を走り、愛媛入りします。