書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

訓練終了

昨日書きました、招集訓練。とうとう今夜実施されました。無線交信にはやはり戸惑いがありましたが、そのうちに慣れました。

それよりも、急に無線呼び出しされることがあるのですが(当然のこととして)、こちらも常に団員と話をしながら状況を確認し続けているので、呼び出しに気がつかないことがありました。

実際の火事場と同じように本部長さんが側にいてくれて、呼ばれてるよと教えてもらえたので助かりましたけれど、常に無線の音声に気を配り続けていられる自信は無いですね。

いっそ、1度呼んだだけでは気付かない分団長というキャラクターを定着させて、何度も呼んでくれるように仕向けた方が良いのかも。

困った点としては、北方面隊の五つの分団が集まりますので、ポンプ車、可搬ポンプ車合わせるとかなりの台数になります。それらがどこに配置されたのか、よく分からないのです。

自分の分団も、当初の配置は私を通して指示が出ますが、今回は途中で少し変更がありました。他分団の可搬ポンプ車からの中継を受けて、自分団のポンプ車から可搬ポンプ車へさらに中継し、そこから火点へ放水するという当初の指示だったのですが、気がついたら間にもう1台、可搬ポンプ車が入っていました。

私は機関員と共にポンプ車についており、高低差があるために可搬ポンプは目視できない状態。状況を正確に把握出来たのは、しばらくして自分の目で確認しに行ってからでした。

でも、本来私はポンプ車の側を離れられません。本部からの指示は全て無線で行われます。放水の始めも止めも無線です。そして無線機は私が携行していますから、私が側にいないと、機関員に即座に指示が伝わらないことになります。

それは困るんですよね。手の空いた団員に見に行ってもらうのもいいのですが、確認しそびれがあるともう一度いってもらうことになります。今回はけっこうな高低差があり、そこを余分に往復してもらうのは、実際の火事場でもないのでちょっと遠慮してしまいました。

遠慮してちゃいけないんですけどね。それも訓練なんですから。

分団内での意思疎通に本部と繋がっている無線機で行うのは混乱の元です。ただでさえ無線連絡が飛び交っているのに。

そうなると、携帯電話か自前の無線機となります。携帯電話は、着信音がポンプの音でかき消されてなかなか反応できません。となると自前の無線機。

祭典警備用の無線機があるので、あれを火事場に持ち出せば活躍しそうです。分団内での連絡ですから、本部との交信ほどには緊張しないでしょう。それを班長に一台ずつ持ってもらえば、だいぶ楽が出来そうです。

よし、今度提案してみよう。ただでさえ火事場は体力使いますから、楽できるところはちゃんと楽が出来るように整えておけたら良いですよね。