書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本葬儀

新居町のお寺さんでの本葬儀。在家の方の葬儀と同じく、先日夜の方が参列者は多めでしょうか。お寺さんも同じくです。特に今は、浜松市内では7月お盆の真っ最中。同じ宗務所管内のお寺さんは日中動くに動けない状況となっています。

そんななかでも我らが宗務所長は日程を調整して参列してくださいました。7月お盆でお経に回り続けている最中と伺っていましたが、お檀家さんに理解していただいたそうです。本葬儀となれれば宗務所長は参列がほぼ義務です。弔辞も期待されます。

もっとも、歴代の所長さん方も、同じようにされてきたはずですけれどね。それでも、職責を果たせるか果たせないか、重要な問題です。

私は昨日に引き続き知庫だったのですが、先述の通り、ピークは昨夜であり、今日参列される方も昨夜のうちに香資をいただいていまして、仕事量は少なめでした。本葬儀開式後、直に集計も完了。謝誼の用意もばっちりとなり、休憩時間となりました。

うまくいけば、受付と知庫は法要中に休憩となるのです。うまくいけば、ね。

前回知庫寮員を担当したのは三ヶ日町での晋山結制に於いて。その際にはどうしても金額が合わず、ずっと調査をしていました。法要の音も耳に入らず、完全に事務屋状態。あれは辛いです。

悲しみに暮れるはずの葬儀も、配役に当たったお寺さんにとっては、なかなか哀しみに浸る時間がありません。かくいう私も、出棺の時にようやく、葬儀に参列した実感が沸きました。

個人的にはもう少ししんみり送られたいなと希望するのですが、多分無理でしょうね。