書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

会計。初盆案内。急ぎの仕事です。

6月。正太寺の会計年度も半期を過ぎました。半期に1度、光熱水費、通信費など、お寺と住職とで按分をしている項目について、賞与振替を行います。

単純に半々で折半していまして、折半した金額分を賞与という形で支出し、それを各項目に繰り入れます。

現金は一切動きません。会計上は、各項目の今までの支出が半分になり、住職にとっては賞与が支給されたことになります。実際に現金を動かしても良いのですが(一旦住職に渡し、それをお寺に戻すわけです)、無駄な動きですので会計上で処理します。

ただ、住職の賞与にしてしまうと税金の計算が今までとだいぶ変わってきてしまうので、今まで通りの形ということで、東堂への支給ということにしました。固定給で昇級もありませんので、こうすることで昨年の数字とほぼ同じになるはず。ミスが発見しやすくなるわけです。

正太寺も特別徴収になってますので、たぶん今月10日までに半期分の源泉税を納めなくてはなりません。賞与を加えたそっちの計算は、今年も師匠がしてくれるのかなぁ。

午前中は会計に追われまして、午後からは初盆を迎えるお宅へのお手紙の用意をしていました。文面は作ってありましたので、今日は封筒への宛名印刷だけ。住所録はFileMakerに最近移行したのですが、宛名印刷だけは筆まめです。

FileMakerでも宛名印刷は当然出来るわけですが、縦書きにしようと思うと、番地などの数字を漢数字に変換しなくてはなりません。これがなかなか難しい。単純に一文字ずつ漢数字に置き換えると、11は一一になってしまいます。これは十一にならないと読みづらい。でも101が百一では困ります。一文字ずつの一〇一とならないといけない。95も九十五よりも九五でしょうし。

これは難題です。悩んでいるだけで時間は過ぎていきます。けっこう条件分岐の多いごりごりの処理を書かなきゃいけなさそう。FileMaker自体がこうした処理を受け持ってくれたら良いんですけどねぇ。

宛名印刷を横書きにしてしまえば何の苦労もないのですよ。でも、お寺からのお手紙は、縦書きの方がそれっぽいでしょう。ここにこだわるべきか、ドライに割り切るべきか。面倒でも筆まめとの二重管理を続けるか。二重管理は住所の修正ミスが出かねないのが怖いんですよねぇ。

とりあえず今回は筆まめをつかって宛名印刷を終えました。7月下旬に入ってすぐに、お盆のお経の案内を配布します。その時にはFileMakerで宛名印刷をしたいと思います。間に合うかなぁ。どうかなぁ。方法を調べる過程で出てきた話はFileMakerのバージョンが8でした。今は14が出ています。正太寺で使っているのは12ですけれど、もしかしたら何かしらやりやすい方法が実装されているかもしれません。とにかく調査調査ですね。