書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

長い一日

午前中、こども園の奉仕作業。

冒頭から話が逸れますが、この「奉仕作業」という響き、苦手なんですよねぇ。子どもたちのために園へ協力をしているわけであって、奉仕をしている意識はないんですよ。

奉仕の意味の捉え方の問題なのでしょうけれど、とにかく苦手なんですよ。

それはともかく、2時間ほど、再来週の保育参観の会場となる広場のお掃除をしてきました。

かなりグッタリしてみんな帰宅することになるのですが、帰って昼食を取り、ちょっと休憩しようかと横になった瞬間に、Apple Watchが震えました。ブルブルっと。

メールの着信通知です。こういうとき、通知から数秒でApple Watchをみると、メールの冒頭が表示されます。そこで盤面をタッチすると全文を読むことが出来るのですが、冒頭表示だけで私を慌て焦らせるには十分でした。

消防団の招集メールでした。しかも第二出動。隣の地区の火事です。地元分団と共に、応援要請ではなく、いきなりの招集です。建物火災と書いてありましたので、大変な状況なのかと心配になりました。

私にとっては初出動。正直に言いまして、どうして良いか分からないまま、詰め所へ行き、ポンプ車へ乗って出動しました。確か最初に本部へ行くんだったよな…というぐらい、何して良いのか分かりませんでした。

心強かったのが、本部長に昇進して団に残っていた前任者の存在。適時アドバイスをしてくれました。結果として交通整理をしばらくした程度で我々の分団は撤収となったのですが、すぐにアドバイスをしてもらえる人がいるというのは、ありがたい事この上なかったです。

怪我人が出たという情報も無かったですので、不幸中の幸いと言うことでしょうか。

そして夕方。信じられない訃報を聞くこととなりました。先日の全国大会に一緒に行った、梅花講の講員さんが、亡くなられたと。

病気を抱えているのは聞いていましたが、まさかあんなに元気だったのにと、信じられませんでした。

檀家さんではないため、私が導師としてご供養することは出来ません。ともかく明日のお通夜に参列して、菩提寺の和尚様と共にご供養に参加しようし思います。

夜になってもまだ、信じられずにいます。奉仕作業や火事のことが遙か以前のことと思えるほど、ショックを受けています。