書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ハレの日のはしご

神道用語かな?ハレの日。仏教では言いませんね。いつでもハレ。ちょっと語弊があるかな。

昨日準備を手伝った湖西市消防団入退団式が、無事に挙行されました。一時間、直立しているのは膝に負担がかかりました。気をつけの姿勢が、ひときわきつい。かかとをつけ、つま先を広げるわけですが、その角度が60度と一応決まっています。厳密に計って守るとこまではしませんが、意識はいつでも60度。

これぐらいが60度ぐらいかなというところでがんばって維持するんですが、膝がねじれた状態になるんです。終わった後、しばらく痛みが取れませんでした。体に悪そう。修行中の正座に比べたら脂汗かかないだけマシですけど、膝は消耗品ですから、すでにかなり消耗した膝の私としては、もう少しいたわりたいです…

昨日心配していた点は、始まる直前に指導していただけたので、不安無く行う事が出来ました。なんとかなった。

式の終了後、団員が帰る中、分団長以上のメンバーで片付けを行います。こういう時間を通して、分団長同士の協力関係が出来上がるような気がします。狙い通りなんでしょうか。

詰所に戻ると、頼んでおいた仕事も片付けてくれてあり、すぐに解散できました。昼食をどこに行くかの班分けに少し時間がかかりましたが、みんなそれぞれにうまいこと分かれたようです。

私も同行したいところでしたが(緊張感から解放された状態でしたし)、お寺では弘法様の山開きのお祭り真っ最中。一刻も早く戻らなくてはなりません。

戻って、受付のチェックをして、準備の不手際でずいぶん大変な事になっていて唖然とし、同時に申し訳ない気持ちでした。もっと楽にやっていただけるはずでしたのに…

大変だった受付も全ての処理が終わったところで、13時頃。そこから私が、ご祈祷の読み込み帳を作ります。先程の受付では、ご祈祷とのぼり旗の受付をしていて、この後のご祈祷で申し込まれた方の読み込みをするのです。一番大事な仕事です。

ここから先は私も慣れた仕事になります。前日リハーサルの成果もあり、すぐに読み込み帳は出来上がり、13時半頃からご祈祷を始めることが出来また。

ご祈祷の導師、私。初めての公式行事での、代理でもない、導師をお勤めしました。緊張しましたね。大般若の転読で失敗しましたし。次回はバッチリにしたいです。

世話人さん、婦人分の役員さん、みなさんお疲れ様でした。雨だった割りに参詣者が多く、賑わったようです。一番賑わう時間帯に居られなかったのが残念でなりません。

来年も同じように消防団の入退団式がかぶってきてしまいます。あと1回の辛抱ですが、他のお寺行持とこれ以上かぶらないことを願っています。年間計画上では、かぶっていません。

しばらく留守がちな住職ですが、みなさんよろしくお願いします。