書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

本日予算所会。同じ時間帯に、加盟している遠州三十三ヶ所観音霊場会も総会を開いていますが、残念ながら参加できません。なんだかんだでもう5年ほど出席していないことになります。霊場会の庶務をしているときには当然のこととして毎年出ていたのに…申し訳ない。

予算所会では、例年通りに赤字の予算案を提示しました。過去長きに渡り、赤字でない予算は存在していません。決算が黒字になることはたびたびありますが、予算はいつも赤字です(単年度では赤字ですが、繰越金の繰入で差し引きゼロとなるので予算として成立します)。

その意味では例年通りに、ですが、決算が黒字になる見込みがないのは久し振りのことかもしれません。今年度はおそらく赤字ですが、それでも年度当初は淡い期待を抱いていたものでした。来年度は期待も抱かず、予算通りに赤字の見込みです。赤字幅が予算よりは多少圧縮されるぐらい。

そんな予算案ですが、無事に可決されました。ただし、今後もっと積極的に赤字解消を目指していくことと強く念押しされました。

経費削減はもう限界。削るところ無いです。となると収入を上げなくてはなりませんが、営利目的で動いているわけではありませんから、とどのつまり管内のお寺さんへの負担を増やすことをお願いしなくてはなりません。でもそれは、誰だって避けたい事態。正太寺だって同じこと。

宗務所ないでももう何年もどうしましょうかと悩んでいますし、教区長さん方も同じ認識であるとは思いますが、なかなかに難しい事態です。今期宗務所の、1つの大きな解決すべき課題です。もっとはっきりと、必ず解決しなくてはならない課題、と言っても良いでしょう。

繰越金も底をつくときが目に見えてきました。残された時間は多くはありません。さあ、どうしましょう。