10時開式でお葬式。そういえば導師を勤めるのは久し振りのことです。それでも、初めて勤めたときほどには緊張しませんね。いつもと違うのは、血脈授与の際に「師に代わり」と言っていた箇所が、ついに省かれたこと。私にとっての、初めての授与となりました。
11時に出棺し、ホールに隣接の火葬場へ。その後の初七日のお勤め(三日目とも、三日七日とも言います。)までの間、今までは一旦お寺へ戻っていたのですが、今は戻れません。戻っても40分ほどしかお寺にいられないのです。移動には車で20〜30分要します。疲れるだけです。
師匠は戻っていましたが、出棺は私の担当でした。30分は早く戻れていたわけです。この差は大きいですね。
控え室はそのまま使えますので、居座らせてもらいます。仕事も出来るようにとパソコンも持参しましたが、結局何もしませんでした。収骨時間が20分も繰り上がり、意外に時間が無くなってしまったのです。
これ、お寺に戻っていたら、昼食を食べ終わるかどうかぐらいのタイミングでとんぼ返りしないといけないところでした。
13時から初七日経。14時頃から、精進落としの会食。今はお酒もあまり消費されませんので、30分もすると食事も終わって手持ちぶさたの方も出てきます。そんなタイミングで私は帰るようにしていますが(和尚が席を立たないと、皆さん帰るに帰れない)、それにしても年々タイミングが早まっているように思います。昔は1時間は最低でも座っていましたけれども。
お寺戻って15時過ぎ。予想以上の早い帰宅となりました。ほんの2、3年前までは、17時頃にようやく帰ってきたというのに。まだ一仕事できますよ。
私は寝ましたけれど。寝てしまったというのが正しいですね。やはり気が張っていたようです。気がついたら寝ていました。
今日のお勤めは、自分としては精一杯出来ました。寝てしまうぐらいに。その精一杯の成果が、ご遺族にも伝わっていると嬉しいのですが。
おばあさん、また会いましょうね。