書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初どきが始まりました

暮れどきが終わってひと月も経っていませんが、初どきが始まりました。新しい年を迎えて初めてのご先祖様のご供養です。

自治会の組や班と同じような具合に、お檀家さんも班に分かれています。その班ごとに本堂に集まっていただいて、お勤めをします。

先祖供養にはお位牌が欠かせません。そのお位牌は、位牌堂に安置されている物を使います。今日から6日間、該当するお檀家さんのお位牌を位牌堂から探し出し、本堂に運び、きれいに並べ、初どきを勤め、また位牌堂に戻す、という日々が続きます。

何気にしんどい。

とりあえず1日目は無事に終わりました。お位牌の出し損ねもありませんでした。もし出し損ねると、後からお経を読み直しになります。避けたい。

初どきの後は、護持会の総会です。正太寺の護持会総会は変則的で、会員全員が集まって開くことは滅多にありません。初どきのついでに開催しますので、多くても三つの班でひとかたまり。6日間の全日程が終わると、全会員に総会の内容について賛同が得られたということになるのです。

もちろん、寄付金を募る必要があるような大きな行事があるときには、一堂に会して開く必要がありますね。ただ、全員ですと本堂にも入りきれませんので、通常の総会はこういう形で執り行うことてで、ご了承いただいています。

総会自体は30分ぐらい。その後、住職の話が10分ぐらい。この10分が、長く感じます。初日の今日は良いんです。明日以降、話す内容は同じですので、長く感じるのです。同じ内容なのに、不足している点は無いか、注意しながら聞くので集中していなくてはなりません。凡ミスを防ぐのは、副住職の大切な役目です。

19時から初どきが始まって、ここまで終わるとだいたい20時10分頃です。ここから片付けをして、落ち着くのが21時少し前ぐらいでしょうか。

晩方の仕事って、最近なぜか疲れかたがひどいです。毎晩続くと、疲れの蓄積が気になってきます。きっと住職も同じハズ。5日の発熱以降、昨日まで熱のあった住職でしたが、ようやく今日は平熱に。

しかし油断は出来ません。疲れの出る晩方のお勤めが続きますから、弟子として、住職の体調も気がかりです。

6日間、何事も無く終わりますように。