書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

万年筆をお掃除

ボールペンよりも万年筆が好きです。悪筆なのですが、線がね、ボールペンだとなんだかユラユラになるのですが、万年筆だと比較的良いのです。


とはいえ、お手軽なのはやはりボールペン。ノーメンテナンス。しばらく使っていなくてインクが出なくなっても、グリグリと書き続けると再び出るようになることもありますし、最悪は芯を替えれば蘇ります。手が汚れることもない。


というわけで、ここしばらくはボールペンで過ごしていました。でも極細の万年筆で細かな字を書きたくなったので、まずはお掃除です。


素人に出来ることは限られています。ペン先の水洗い。のみ。


よく使う万年筆のインクは、カートリッジ式を使っています。久し振りに使おうと思うとたいていカートリッジが空になっています。このカートリッジは、インク壺から補充するタイプではなく、使い捨て。新しいのを差し込むだけなのですが、空になるほど放置しておいた万年筆は先っぽまでインクがこびりついているはずなので、それを洗い流さないと新しいインクがペン先に到達しません。


というわけで、まずは流水で洗います。流れる水が透明になっても、ペン先を振れば中からインクの浸みた水が出てきます。これはそうそう簡単にきれいになりません。


コップなどに水を入れ、その中にペン先を落として、一晩放置します。これでずいぶんと綺麗になります。でも、ティッシュにくるんでびゅんっと振ると、ティッシュがやや黒くなるんです。これはもうしょうがない。もう一晩放置するぐらいしか手立てはありません。プロには手立てがあるかも知れませんが、私には、無い。


あとはティッシュの上にでも置いて、1日乾かします。天日干ししちゃ、ペン先に悪そうですので、デスクの上に置きっぱなしです。子どもの手の届かないところへ。


朝から乾かせば、夕方には乾きます。その後はカートリッジを取り付けて、インクが出てくるのを待つだけです。待ちきれずにカートリッジをぐいぐい押してしまいましたけれどね。


毎回こうして、インクの通りを戻しています。無事に復活しています。もしかしたらやばいことをしているかもしれません。とはいえ、高い万年筆は持っていないので、まあ、良いかな、と。


一番使っているのは、昔ユーキャンのボールペン字講座を受講した際のプレゼント品ですからね。(2回ぐらい提出して、その後は続きませんでした・・・)


こうして再び使えるようになった万年筆で、娘の本読みカードの保護者コメント欄を書くのです。普段は妻が書きますが、たまには私も書くのです。欄がとても小さいので、細いペン先が役立ちます。


さて。今日は何を書こうなぁ。