書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

息子の発熱に伴う予定変更がうまくいかなくて

昨夜、息子が急に高熱を出しました。焦る焦る。すっごい元気なのに、39度台。

発熱以外の症状が認められないので、とりあえずすぐに寝かせて、途中で熱冷ましの頓服を飲ませて、あとは大過なく朝まで過ぎました。

いつもと違ったのは、夜中にトイレに行くのに着いてこいと起こされたことぐらい。いつもは目覚めること無くオムツにでてしまうのに、なぜ熱のあるときに限って寒い中をトイレに行こうとするのだろうか。謎の多い息子だ。

朝になっても熱は下がらず、ただ食欲はあるんです。小さいおにぎりを2個食べて、まだ足りなくてみかんを食べて。8時頃に熱冷ましを再度服用したところ、お昼前には36度台まで下がりました。

また、この頃になってもやはり他に症状が認められないので、休日当番医の利用は控えました。インフルエンザを想定していたのですが、他に症状が無いのと、熱の下がり方で、これは違うなと判断できました。素人判断ですけどね。

時刻を少しもどして、朝。熱が高いままでしたので、休日当番医へ駆け込むことを考えていました。インフルエンザの検査には発熱後24時間ほどの時間経過が必要なので、行くなら夕方。

今日の当番医の駐車場は狭いことが分かっていましたので、私が運転手になって、診察中は少し離れたところのお寺さんの駐車場で待たせてもらうと考えました。つまり、夕方に私の予定をしっかりあけなくてはならない。

今日のお寺の予定は、法事と本堂の荘厳(飾り付け)。荘厳は明日の予定だったのですが、お役僧が入ったので今日に前倒ししていたのです。

本堂の荘厳はおそらく2時間ほどで片が付くのですが、何があるか分からないので出来るだけ早く取りかかりたい(この時期、葬儀の発生率が高まるのです)。住職に法事を勤めてもらって、その間に荘厳をと思って相談したところ、法事が終わってからの荘厳を指示されました。

法事のお寺参りがあるのに、お正月モードに切り替わっていてはお施主さんに申し訳ないという訳です。

お寺参り自体は位牌堂を利用します。本堂は通過するだけです。時期も時期だし、お正月モードであっても良いように思ったのですが(世間はクリスマス終了と共にお正月になってますし)、こういうところでの心配りが、住職の評判を高めている要因なんだろうなと納得してしまいました。見習わなきゃ。

そんな具合でして、お寺参りが終わり次第荘厳に取りかかれるようにスタンバイしていたのですが、予想外に回復の早い長男のおかげで、結局は落ち着いて荘厳を行えました。

きれいに飾られた本堂。熱の下がった長男。昨夜はかなり焦りましたが、今は全てが丸く収まって、とても気持ちが良いです。今年もあと三日。毎日がこんなに気持ちよく締めくくれると良いですね。