書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

雨と一緒に身に染みる、ありがたさ

暮れのおときに雨が降るというのはあまり経験がありません。それも、まとまった雨となると初めてのことかもしれません。

暮れのおときに回り始めたのが、大学1年生。19歳の時ですね。…おや、20年が経ってしまいました。この20年間で、初めてのことと思われます。

お盆にはよく降ります。台風だって来ますから。

暮れも、雪なら降るんです。おときに回る期間に道路にまで積もるようなことはありませんでしたが、それでもこの地域にしては大きめの雪が降ることもありました。

しかし、雨はねぇ。

先週の雨は、絹の改良衣を濡らさないように気を遣いまくって歩きましたが、今日は軒数も多いため、化繊の改良衣。ちょっと薄手な生地なのでこの時期には不向きなんですが、濡れて染みだらけになるよりはマシです。それに、冷え込みがちょっと緩みましたよね。

でもトイレは近いです。ただでさえ近いのに、面倒な体です。

伺うお宅それぞれに、雨の中来てくれたことを感謝されて歩きます。なんともありがたい事です。これだから、どんなに大変でも回り続けるんです。

一軒一軒伺って、お話をしながら歩くこの時間が、たぶんお寺にとっても私にとっても、大切な大切な時間なんだと、最近よく感じるようになりました。

お盆には暑さで死にそうになりますけれど、この時期はそこまで辛くありませんしね。

今後、内的外的要因から、いろいろと形が変わってくことがあるかもしれませんが、この大切な時間を守るように、行動していきたいと思います。