書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

今日も時間に追われる一日でした。なかなか寺籍簿に割く時間が確保できません。

所長選挙の締め切り日が昨日でした。立候補届は書留で届け出ることになっています。今日着信が無ければ、無投票選挙となって、事務が大変楽になります。選挙になると大変なのですよ…

選挙というのは民主主義の根幹のように思えます。曹洞宗でも、大事な役職は選挙によって選出されます。しかし、選挙というのは、多数決なんですよね。

多数決は、民主主義にとっての最終手段です。話し合いで円満に解決できるのか一番良いに決まってます。円満に、というのが大事ですよ。

現在の曹洞宗には、永平寺總持寺という二つある大本山を護持する僧侶の会が、それぞれに存在しています。その会とほぼ同体の政治組織も存在します。

第四宗務所では、永平寺系の政治組織と總持寺系の政治組織、それらからの出身者が交代で所長を務めることになっています。明文化されているわけではありませんが、そうして円満に事態を運んできた歴史があるのです。

所長の人選は、それぞれの政治組織内部で行われ、立候補の届けと時を同じくして、管内寺院に政治組織からの推薦状が届きます。

もちろん曹洞宗の決まり事の上では、そんなの関係無しに立候補をする事が出来ますが、それはしないわけです。所長に推挙された人物がどうしようもない人だったらそういうこともありえるかもしれませんが、組織として推薦するんです。適任者で無ければ名前が挙がるはずがありません。

こういう状況では、選挙は不要。私も最近、そのように考えるようになってきました。ですから、無投票ばんざいです。

もっとも、自治体の議員さんをえらぶ段とかは、こんな具合にはいきませんからね。選挙になるのが当然です。選挙運動の過程で人となりを見極めて投票するんですから。所長選挙の場合は、選挙運動しなくても人となりが分かってるんです。

というわけで、その他にも来週開催の現職研修会の準備等々、時間に追われる一日となりました。疲れました。昨日寝たのが12時過ぎ。夕方まで体力がもちませんでした。今夜は早く寝るべく、がんばっております。11時には寝るぞ!