書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

固定電話に新風

パナソニックの固定電話機に、VE-GDW03DLという型番の製品があります。たしかGoogle+で情報が流れてきたんだったと思いましたが、子機としてスマートホンが登録できるという点が新しい製品です。


数ヶ月前の製品発表の頃から一部では盛り上がっていたようですが、私は今日初めて知りました。


正太寺の固定電話回線は、利用種別が事務用として契約しています。これはユーザーが選べる訳では無くて、NTTが「お宅は事務用に使ってますよねー」という具合に区分けをしています。


普段は家庭用との差があまりないのですが、ナンバーディスプレイの月額料金がとても高額なのです。1,200円。家庭用だと確か200円ですから、その差1,000円。毎月のことですから、なかなかオプション契約できずにいました。


ところが、最近は光回線IP電話、携帯電話からの着信が増えまして、正太寺ではISDN回線を利用しているので、それらからの着信ですと、電話番号が表示されます。ナンバーディスプレイを契約していなくても、かなりの割合の電話が、番号表示されるようになりました。これはうれしい。


ただ、固定電話の電話帳機能って、携帯電話と比べると遙かに貧弱で、特に登録件数の制限が厳しいです。多くて100件。これですと、檀家さん全員を登録することが出来ません。


それが悩みのタネで、この問題をクリアしてくれる電話機の登場を待ち望んでいました。そんなところに違う角度から光を射してくれたのが、VE-GDW03DLです。


スマホに専用アプリを入れることで、スマホがそのまま子機として使えるようになるのですが、スマホの電話帳を利用して発着信が出来ます。つまり、スマホの電話帳に登録してある人であれば、着信時に名前が表示されるのです。もちろん、着信履歴にもしっかりと。


スマホの場合は電話帳の登録件数に制限はありません。容量の許す限り登録できます。全檀家さんを登録し、第四宗務所管内寺院を全部登録し、思いつく限りの付き合いのあるお店や業者さんを登録しても、まだまだ入ります。懸案事項がバッチリ解決できます。


バラ色の解決策と思いきや問題も有りまして、スマホを着信が受けられる状態にしておくと、バッテリー消費が激しいらしいのです。正太寺では、お役御免になり、SIMカードを抜かれた旧型iPhoneを使うつもりですので、あまりにひどければ充電コードをつなぎっぱなしで運用することも考えていますが、普段使っているスマホを子機にするとなると、困ったことになりますね。


今使っている固定電話機も同じパナソニック製で、子機が流用できるというのもポイントが高いです。そして、本体がAmazonで1万数百円で買える!


一昔前はエントリークラスの電話機でも5万円ぐらいしていたと思うのですが・・・隔世の感がありますね。


まだまだ細かな点で確認したいこともあるので、じっくりと検討してみようと思います。