浜松市南区の大昌寺様を会場にお借りして、宗務所主催の体で防災寺子屋が開かれました。
私は主催者側職員として、法事を勤めた後、やや遅れて駆けつけました。
社団法人シャンティ国際ボランティア会と相互協力の下、気仙沼市あたりに管内の青年僧が常駐しているという、防災上は好条件にある現在の状況を活かして、被災地での活動の成果を東海地震におびえる地元にフィードバックするべく、今回の防災寺子屋が企画されました。
関係者の希望では、これを皮切りに開催を続け、いろんな切り口で取り組んでいきたいという思いでいるようです。
会場にお寺が選ばれたのは、借りやすいというのと、いずれお寺を避難所に、という意図もあります。日常のコミュニティの場としてのお寺の機能を復活させて、いざというときに役立てるように、またお寺というのはそういう機能を持っていたし、持たせられるんだよということに、みんなに気付いてもらえるように、というわけです。
内容は、浜松市役所危機管理課職員による防災講座と、実際に現地で活動をしてきた方への質疑、参加者を6、7人のグループに分けてのグループワークという三本立て。
仕切りもしっかりしていて、多少時間は押しましたが、実りある時間であったと思います。私も真剣に話に聞き入って、主催者側なのか参加者側なのか分からなくなっていました。
途中で我に返って慌てましたけれど。
一度開催するのにも準備に時間がかかるので、早くて半年に一度のペースぐらいになるのでしょうか。今回気付いた各方面との関係を元に、次回をスムーズに開催できたらと思います。予算手当を全然考慮していなかったけれど、来年度予算に計上しないといけないよなぁ。私にとっては悩みのタネが増えたことにもなりますね・・・