書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

現職研修会

毎年開催される現職研修会。宗務庁から開催の指示が出ていますし、それだけではなくて、曹洞宗の教師資格を持つ人が三年間一度も受講しないと、宗務庁に報告するようにとも指示が出ています。


そこまでして宗務庁が力を入れている事業なのですが、補助金は少ないんですよねぇ。基本的には大きく三種類の講義から構成されますが、そのうちの一種類については宗務庁から講師を派遣してもらうことで、交通費や謝礼は宗務庁持ちとなって、宗務所の負担が軽減されることになっています。


でもまだ二種類ある訳でして。1時間半から2時間の講義ですから、だいたい5万円くらいを謝礼の目安にしています。昔はもっと高額の謝礼を渡していたようですが、今の宗務所ではこれが限界。一般常識と比べてこの金額は高いのでしょうか、安いのでしょうか。講師の知名度はもちろん、講義の種類にもよるのでしょうけれど。講義を生業とされている方でしたら、依頼する段階で謝礼に額について交渉するのが当たり前ですが、そうで無い場合って、難しいですよね。


今日の講師さんは、1人は宗務庁からの派遣講師。もうお二人は、東京から、長野から、それぞれお越しいただきました。交通費込みで5万円の謝礼で・・・


それでも、昨年、一昨年と比べると、総支出はやや増加しています。一番高額なのは、謝礼です。でも謝礼を絞ると、場合によっては良い講師さんを呼べないことになり、良い講師さんで無ければ参加者にも魅力的にうつらないでしょうし。謝礼が多く必要な方が良い講師さん、という訳ではありませんが。


現職研修の間中、私は浜松駅まで、講師さんのお迎えとお見送りに往復するばかりでした。その間に書類にご署名をいただいて、謝礼をお渡しして、お茶出しして・・・


庶務主事になってからは研修中も宗務所で仕事をしていることが多かったのですが、今日はとても忙しく過ごしました。受講者名簿を宗務庁に送付する準備をいつもら終えられるのですが、今日はさっぱりです。明日、宗務所行けたら、残務処理が待っています。