書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

秋祭り2日目

みんなは7時から準備に行っているはず。私は葬儀に備えて、準備は欠席しました。申し訳ない。雨は、朝からけっこう降っています。予報ではお昼頃には曇りになりそうなのですが、昨日の予報から手のひらを返したような変わり具合を見ると、あまり期待は出来なさそうでした。


葬儀の出棺の時にも、雨。火葬場でのお勤めを終え、お寺に戻ると、雨足はさらに激しくなりました。屋台は運行していないようでした。


雨が止まないまま、私は初七日の法要のために再び葬儀会場へ移動します。1時間ほどかけてお勤めをし、食事をご一緒してお寺戻るとすでに17時過ぎ。驚くべき事に、屋台が動いています。雨はまだけっこう降っているんですが・・・私も身支度を調えてお祭りに向かいます。


今日は仮装の日なのです。やってもやらなくても良いようなのですが、私は新米らしく、仮装に挑戦しました。何の仮装かは明かせませんが、内輪ウケは抜群でした。


遅い時間からの参加だったので、指に巻くさらしを適当にしていたら、太鼓を一回叩いただけで第二関節の皮が向けました。右手の中指と薬指が同時に。その後、叩く度にひどくなり、最終的に右手の人差し指、中指、薬指、左手の中指、薬指が犠牲となりました。さらしが血だらけ。特に右手の中指は酷くむけて、数日間は痛い思いをしそうです。


しかし、成果はありました。仮装の効果なのか、昨日よりも気分が高揚していて、バチ取りが楽しいのです。雨でけっこう濡れているのに。


雰囲気も分かってきて、先輩に遠慮しなくてもある程度は大丈夫というのも体が理解してきました。手は痛いんですが、叩きたいし、バチ取りに負けると悔しいし、とはいえたいてい負けるんですが。


しかし、その楽しい時間もあっという間に過ぎ去り、夜8時に支部に戻ると、昨日と同じく子どもたちを対象に抽選会。私が屋台に合流してからしばらくで雨が止んだので、抽選会には昨日よりは大勢の子どもたちがいてくれました。


その後再びお宮に入り、ここで今年初の試みとなる三支部合同の餅投げが行われました。これがかなりの賑わいを見せまして、たぶん来年も継続できるんじゃないでしょうか。


屋台はお宮を出て、また支部に戻ります。昨日と同じように全員がもう一通り叩いて、最後は支部長の音頭による一本締めで、今年の秋祭りは終わりを告げました。


簡単に片付けをして、昨日と同じようにカップ麺を食べて。なんだか寂しい気分になって。


でもお祭りはまだ終わりません。片付けが残っています。明日は朝から片付けです。檀信徒研修会が間近ですが、宗務所もお休みの許可を取りました。準備の時には何をしているのか分からずに体が動きませんでしたが、片付けではがんばって先を読んで体を動かせるように心がけます。