書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

本寺開山忌

正太寺のご本寺様で開山忌が厳修されました。年に一度、御開山様の後遺徳を偲んで執り行われる大切な行持です。


浜名湖を囲むようにちらばる法類・末寺が集合して、開山忌を営みます。ご本寺様の総代さん方にも参列していただいて、なかなか賑やかです。


今年は殿行の配役をいただきました。配役は毎年、始まる直前に決まります。今年は欠席者がいつもより多かったのか、純粋に殿行という配役は、1人だけでした。殿鐘の配役の方も1人いますが、開山忌の法要では殿鐘の出番が多いので、ずっと裏方に張り付いていられるのは私1人だけ。


こういう状況は初めてです。今まで、少なくとも2人はいました。ですので細かな点の確認をしながら安心して勤められたのですが、今日はそういうわけにいかず、自分の判断だけが頼りでした。心細かったです。でも、少しは自信が付きました。


ちなみに、人が少ないのはいつものことなので、通常開山忌に行う法要とは違う法要を行っています。本来ならお逮夜にお勤めする内容なのです。でも仕方ありません。


いやぁ、今日は無事に終わって良かったです。普段の倍は神経すり減りました。