お盆のお経を読んだ後は、お茶をいただきながら短い世間話タイムとなりまする。世間話のつもりで話していると突然仏教の深い話になって答え方に気を遣う場面もありますが、たいていの場合は「幼い頃から知っている若和尚」という認識の中での世間話ですから、こちらも「いつもよくしてくれるおばあちゃん、おじいちゃん、おばさん、おじさん」という感覚となります。
女性が先に出ているのは、迎えてくれる確率が高いのが女性だからですよ。
疲労が蓄積していくのがよく分かる最近です。人前に出れば強制的にやる気が出るとはいえ、限度もあります。なんとなく力が抜けていく瞬間も、今日は体感しました。
これが進行していくと、気がついたからお経を読み終わっていた、ということもあるんです。後ろに控えているお檀家さんの反応からして、ちゃんと読み終えたことは確かなのですが、ドキッとします。小学生の頃、どうやって歩いて来たか分からないけれど、学校に着いていて、あんな感覚です。(通学班での登校なのに覚えていないなんてねぇ。しかも班長やってたような。)
そんな意識朦朧の状態でも次のお宅へ足が向かう元気を与えてくれるのが、世間話なのです。楽しくおしゃべりすると、自然と元気が出るのです。もちろん気の置けない友人との会話と違い、気疲れする側面もあります。でも、元気も沸くのです。気疲れは、帰宅後に出てきます。遅れて表れるんですね。好都合です。
明日からも、世間話でやる気を出しながら、一軒一軒回っていきます。まだまだ半分にも到達しません。疲れが影響し始めるのもこれからです。
がんばるぞー