書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

台風が接近するならお寺にいるつもりでしたが、大丈夫そうなので宗務所へ。片の付いていない仕事をこなしに。


ほぼ一日かけても結局片が付かず、今後どうするかを悶々と考えながらの帰路となりました。


天気が悪いせいで来客もほとんどなく、宗務所自体は平和でしたよ。平和でないのは私だけでした。


さて。そろそろ7月お盆にシーズンインしたお寺が出てきています。宗務所でも、2人の主事さんがシーズンイン。すでにお経回りを始めています。正太寺はお盆月に入ってからのスタートですから、比べれば楽をさせてもらっていることになります。


でも、8月のお盆は非常に暑い。殺人的な暑さです。外で働く方も暑いと思いますが、屋内でお経を読むのも実は、信じられないほどの重労働です。それも、暑くなってからいきなり始まる重労働ですから、体に堪えます。


土建会社さんやその周りにいる警備会社さんは、見るからに大変そうです。でも、シーズン問わず毎日のことだから、なんとか乗り切れるんでしょうね。私たちも、年中お経に回っていれば今ほど辛くなく乗り切れるのかなぁ・・・


先日の人権啓発研修会でも議論に上がったのですが、月経に回っているお寺のは檀家さんとの結びつきが強いという印象が、共通認識としてありました。正太寺ではお盆と暮れの年に2回だけですが、お檀家さん宅へ伺って親しくお話しをさせていただいているおかげで、いつどこであっても笑顔で話しかけてもらえる関係が構築されていると感じています。


これを毎月行えば、それはもう、強固な関係が出来上がるのは火を見るよりも明らかなことです。正太寺でそれをやったら、他には何の事業も出来なくなりますけれども・・・でも、お檀家さんとの関係を最優先するのであれば、真っ先にやるべき事と理解はしています。


でも、私の膝が持ちません!正座でお経を読むという風習を、変えていきたいです・・・