書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

緊張の前夜

明日、庚申様の大祭があります。大祭って表現で良いと思いますけど。庚申様をおまつりしているお堂の、年に一度のお祭りだから。


お祭りと言っても御輿が出たりとかはないです。和尚の側からすれば、ご祈祷をしておしまい。同じ入出にある無量寺様と一緒にご祈祷をお勤めしていますが、実際の所は、私はまだ一度も参加していないのでよく分からないのです。


それが、今年から無量寺様は副住職がお勤めになると伝えられました。そうなると、こちらも合わせて副住職に世代交代、となります。年齢も近いので、その方がやりやすいですから、当然の成り行きです。


とはいえ、見たことも無いお祭りで、当日その場に初めて行って、ご祈祷をお勤めするのです。緊張しますよ。手順については住職からしっかりと教わったつもりですが、現場では様々なことが起こります。手順に無いことも発生するわけです。


それらに対処するには経験が物を言うわけでして、ご祈祷を勤める2人共が経験値ゼロの状態で挑むのは、すっごい不安感があるのです。どちらかに任せればOKとか、無いですから。


年齢も僧侶になってからの年数も私の方が上なので、本来ならば頼られる側であるわけですが、今回に限り、そんなこと言っていられる余裕はありません!


法要は、時間にして1時間弱。短いですよ。短いですけれど、長いんです。たまらないです。


今夜はとりあえずコーヒーなんぞすすって余裕ぶっておりますが、下手したら寝付けないかもと若干心配になってまいりました。コーヒーは止めておくべきだったか。


庚申様を終えても、午後からは近くのお寺の落慶法要があります。こちらもまた、いろいろと緊張を呼ぶ要素がありまして。長い長い一日になりそうです。