書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初どきが始まりました

先月の暮れどきに続き、今月は初どきです。お盆のおとき、暮れのおときと違って、初どきはお檀家さんにお寺へ寄ってもらいます。


町内の区分けなどを参考にしながら、入出の中を十数班に分けています。今日から6日間、数班ずつお寺に寄ってもらい、毎晩初どきのお勤めをするのです。


位牌堂から、当日の班のおうちのお位牌を本堂に運び出すのが、昼間の仕事。お位牌を乗せるのは、お盆には施餓鬼棚として使う大きな棚です。これがまた絶妙なサイズで、一番軒数の多い班の日に、ちょうどギリギリお位牌が全部乗るサイズ。


でも、けっこう大変なのですよ、お位牌を出すのが。位牌堂の並び順は、親戚同士が近くに集まるように、という原則はありますが、まあバラバラです。五十音順でも無いし、地区別でも無いし。親戚同士のお位牌を近くに集まると、その一族で1つの集合が出来るわけですが、その集合がどんな順番で位牌堂に並べられているか、その根拠がよく分かりません。


当日の班のお宅をなるべくたくさん思い浮かべて、位牌堂の端から順番にお位牌を眺めて、該当するお位牌を抜き出していくわけです。


今日は30本抜き出すはずが、最初に出せたのは20本だけでした。同じ事を住職がやると、28本ぐらいは確実に出せるのですよ。私はまだまだ修行が足りません・・・


残り後5日。お位牌の場所をなるべく覚えるようにしながら、お位牌の出し入れに取り組もうと思います。