書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

帰りの電車には要注意!

連合宗務所会からの帰り道。私は所用で単独行動をしました。経費節減のため電車は使わず車に乗り合わせて移動するのが常なのですが、少し早く帰りたかったので単身新幹線移動をしました。


浜松まで戻ってきて、在来線に乗り換え鷲津駅に向かう途中。新居町駅の手前数百メートルというところで、電車が止まってしまいました。聞き慣れない音が聞こえるなと思っていたら、どうやら警報音だったようです。それまでに駅で停車した際にはスムーズに停車していた運転士さんも、少しだけかっくんブレーキでした。


車内アナウンスでは、その先で電車と人の接触があったとのこと。現在安全確認中とのことでしたが、電車は浜名湖をまたぐ橋の上で停車中。あまり気持ちの良いものではありません。


先の大震災では、新幹線に数時間缶詰となった経験があります。今回もまた長く閉じ込められたらどうしようと心配になりましたが、数分で新居町駅まで移動が再開されました。


事故の内容からして、すぐに運転再開とは行かなさそうなので、新居町駅でおりてタクシーを求めましたが、生憎1台が出ていった後。次のタクシーはいませんでした。


タクシー会社に電話をすると、電車事故の影響で出払ってしまっているとのこと。近隣の駅でもすでにタクシーをと考える人が多数出ているようです。もちろん新居町駅でも同じで、私を先頭に4人、あっという間に列が出来てしまいました。


こんな時は知らない人とも割りと話しやすいもので、電話の内容をタクシー待ちの方に伝え、しばらく待つしか無いですねと、諦めムードに。


幸い10分ほどでタクシーが現れて、私は家路を急ぐことが出来ました。タクシーを待っていた方全員が乗れるまでには、どの程度かかったのでしょうかねぇ。


ちなみに私を乗せたタクシーの運転手さん、会社から指令があって新居町駅へ急いだわけでは無く、タクシーの配車状況から何か感じるものがあって、駅へ向かったそうなのです。すごいですよね。


道中でいろいろ話していると、効率よくお客さんを乗せるために、かなりの頭脳戦を繰り広げているようでした。給料弾んで!と会社に電話したくなる運転手さんでしたよ。


おかげで、出発前に予想したよりもわずか10分遅れで帰宅することが出来ました。その後の予定には影響も出ずに済みました。感謝です。


ただ、新聞の夕刊をみたら、今回の事故で、電車に接触した方は亡くなられていました。電車の運転士さんによると、踏切のバーを押し上げで線路に進入してきたということでしたが・・・


原因はともかくとして、亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、当該の運転士さんと、電車に乗り合わせた皆様が、おそらくこれから抱えるであろう心の傷を、うまく乗り換えてくださるよう、お祈りいたします。


私が電車に乗ると、割りと高い確率で何かが発生します。乗る機会が少ないのに、すぐ止まっちゃうんですよ。切ない・・・