書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

元気に当番日出勤です。自分のScanSnapは持ち帰ってしまったので、宗務所ScanSnapだけが頼り。自分は前回やり残した寺族登録関係の残りの書類をささっと取り込んで、仕分け。後は書記さんに、手続きが完了しているはずなのに、手続き中のファイルに綴じられたままになっている書類の整理をしてもらいました。


こちらも1日でけっこう進んだ様子。手続き完了を確認して、宗務所のデータベースをアップデートしながらの取り込み作業なので、かなり手間だったはずなのですが、優秀な書記さんですね。助かります。


私は明日休日出勤して、その他の取り込むべき書類に取りかかっておこうかと画策しています。水曜日は出勤できないので、その分です。


そう、寺籍簿スキャニング後の運用で、一番肝要な部分でトラブルが発生して、さらにそれが無事に解決できたというお話し。


Windows7の64bit版以降、検索機能を用いてPDFの中身まで検索することが出来なくなっていました。これができる前提での電子化移行計画だったので、この事実に驚かされました。出来て当たり前だと思ってたもので。


少し調べたら、そのままずばり、
「[Windows 7の検索機能でpdfを検索する](http://www.ti-web.net/blog/2012/05/windows-7-search-pdf.html)」
というブログ記事がヒットしまして、記事中にあるとおり、[Adobe PDF iFilter 9 for 64-bit platforms](http://www.adobe.com/support/downloads/detail.jsp?ftpID=4025)をインストールし、検索の設定をいじることで解決できました。


上記ソフトをインストール後、PDFファイル中の文字列までWindows7の標準機能で検索してくれるようになりますが、このままではネットワークドライブ内のファイルについては検索してくれません。


どこでもいいのでフォルダーを開き、「整理」-「フォルダーと検索のオプション」と辿ってフォルダーオプション画面を開きます。


「検索」タブを開いて、「検索項目」の欄のチェックを、「ファイルと内容を常に検索する」に変更して、オプション画面を閉じます。


これで、ネットワークドライブ内のPDFファイルの中身まで検索してくれるようになります。ローカルドライブ(パソコンに直接接続されているドライブ)については、作成されているインデックスを見ながら検索してくれるので、この設定変更で検索速度が遅くなるということは無いはずです。


ただ、ネットワークドライブについては検索用のインデックスを作成しないようなので、検索には少し時間がかかります。でも、待てない長さではありません。


これで急に浮上した恐るべき懸念は、無事当日中に解決できました。もっとも、複数寺院の寺籍簿を対象に全文検索して何かしらの結果を得る、なんてケースは想像できませんので、使うことの無い機能かも知れませんけれどね。


普通は、特定のお寺さんの寺籍簿データを検索できればそれでいいので、それにはPDFの中までWindowsの機能で検索できる必要性はほとんどありません。Adobe Readerを起動して検索すれば良いのですから。


ま、でも、電子化したメリットのデモンストレーションには必要な機能ではあると思います。出来ないよりは出来た方が良いに決まってますからね。