書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

ちょっとは回復してきた土曜日

法事が一件。咳が出てきまして、やや心配な朝でした。ただ、目のだるさは昨日よりはマシになっていて、その意味では安心できる朝でした。


そういえば、法事を勤めるのは久し振りのこと。先月下旬以来でしょうか。住職もそろそろ70の声が聞こえてきているのですが、それが全然感じられないほど元気にしていて、法事が一件しか無い日はすべて住職が勤めています。


おかげで私にはなかなか出番が回ってこないわけですが。久し振りの法事で、お説教できるのが嬉しくて少し時間が長かったようです。すいません。


後席(法事の後の会食。この辺りではこう呼びますが、地方によって様々な呼び方があるような。)にも呼んでいただいて、体調のことが気がかりではありましたが、呼んでいただけること自体が久し振りだったので、喜んでお邪魔させていただきました。


後の事情のために酒類には口を付けられず、饒舌におしゃべりして懇親を交わすというわけにはいきませんでしたが、最近の後席にしてはみなさんよく飲んでらして、それを見ているだけでも楽しかったです。


飲酒運転撲滅のために様々に対策が強化され、法事の後席ではあまりお酒が進まないようになりました。ま、それだけ、今まで飲酒運転の可能性があったというわけですが。


ちゃんと対策を取って(迎えを頼むとか、歩いて帰るとか)まで、浴びるように飲もうという方はほとんどいなくなったということですね。自宅で飲む方が安気だと言う方も多いです。飲酒運転には絶対なりませんものね。


今日の後席は料理屋さんで開かれましたが、そこに飲酒運転撲滅のためのポスターが貼られていました。ポスターには、飲酒運転の車の起こした事故によって娘さんを亡くされた母親の手記が書かれていました。


胸の突き刺さりますね。私も、毎朝、小学校へ娘を送り出すときに、不安になります。入学して半年が経ちますが、未だに安心して送り出したことはありません。


そのうちに慣れると思っていましたが、こんなに時間がかかるものだとは。


飲酒運転だけじゃありません。車が動いている以上、事故の可能性はいつだったあるんです。重々承知しています。そういう方が大多数でしょう。それでも、事故は起こります。


今後、さらに気を引き締めて、運転しなきゃなと。入出では車無しでは暮らせませんから、車を止めるわけにはいきません。ひたすら慎重に運転するしかないです。


そんなことを思いながら、後席の場を後にしました。楽しいと同時に、一枚のポスターに、大きく揺り動かされた時間をいただきました。感謝感謝です。