書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所へ

休日出勤です。寺籍簿スキャニングをするのです。


到着後しばし雑事をした後、いよいよ寺籍簿スキャニングに取りかかります。今ちょうど、寺籍簿ファイルの薄いお寺さんが連続している時なので、スイスイと進みます。


他のお寺の住職が兼務をされているお寺(兼務地と言います)だと、書類が少ないのです。通常ですと弟子を取ったら得度をして、修行に行って、立身して、伝法して、瑞世して。


その後に曹洞宗の教師資格を取って、副住職となって・・・などなど、1人の人間が住職の後継者になるにあたってはたくさんの書類が必要になるのですが、それらは住職が本拠地としているお寺でしか発生しない事態ですので、兼務地では極端な話、責任役員の委嘱申請書と、兼務住職の任命申請書しか綴じられていない、ということにもなるのです。


責任役員の任期は4年。兼務住職の任期は最長5年(後継者が見つからなければ更新出来る)。ですので、その間隔で書類が出てくるだけとなります。


用紙のサイズも揃っているので、スキャニングも楽々です。これが本務地(正住職のいるお寺)となると、様々な書類が提出されてきまして、さらに添付書類も多岐に渡り、サイズもまちまちです。


A4を超えるサイズの書類は縮小コピーをしてA4以下に揃えなくてはなりません。これが手間なんですよ。コピー機まで10歩ぐらいなのですが、頻度が増えてくると億劫になってきます。それでも行かないと取り込めないのですけどね。


今日は最終的に9ヶ寺分、取り込みました。うち兼務地は5ヶ寺ぐらいでしょうか。改めて思い返すと、楽だったように思えて実際には複雑な書類もたくさんスキャニングしたんだなぁ、と。


出勤する毎にこんなペースで取り込めたら、終わるのも早いですよね。全部で159ヶ寺分ですから。


早く終わらせて、Scansnapをお寺に持って帰ってきたいです。事務所の書類を取り込みまくりたい。