書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

無為に過ごす時間がもったいない

最近の葬儀では、新居町にある葬祭ホールと火葬場を使うことが多くなってきました。火葬場の施設の一部にホールがあるので、ホールから徒歩で火葬場へ移動できて、誠に便が良いのですね。人気が高まっています。


ただ、正太寺としては正直微妙です。葬儀の後に出棺し、火葬場でお経を読んで骨上げの後に初七日法要をお勤めするのですが、新居町までだと車で20〜30分ほどかかるため、お寺に戻る時間が無いのです。戻って30分ほどでまたホールに帰ってくることになります。移動している時間の方が長いので、疲れるだけなのです。


かといってホールの控え室に残ってもあまりやることがありません。iPhone片手にぼけっと過ごすことになって、もったいない。まさかゲームをやっているわけにもいきません。


パソコンとモバイルWifiを持ち込んで仕事をしたこともありますが、意外に仕事がはかどりません。まだ慣れないからだと思うのですが。


今のままでは時間がもったいないので、この形で仕事を効率よくこなせるように適応していくしかありません。あらかじめこの時間にやる仕事を選別しておいて、短い時間で集中して作業をしなくては。


お寺にいてだらだらと事務をすることに慣れてしまったので、集中がうまく出来無いようなのです。情けない。


もちろん、お寺にいた方が何をやるにしても環境が整っています。資料もありますし、行動に移すことも出来ます。ホールの控え室では、パソコンの中のデータと、インターネットで探せる情報だけが頼りです。それらだけで出来る仕事が無ければ、その日はやることもなく時間を過ごすしか無いことに。もったいない・・・


そんなわけで、悩ましい問題であるのです。市長さんは新居町の火葬場に一本化すると言ってますしねぇ。これからどうしましょうと。


ま、でも、縁が無いと思っていたノマド生活ですよ。うまくこの隙間時間を活用できるように、努力したいと思います。一番難しいのは、初七日法要に向けて、葬儀から引き続いている気持ちをリセットしてしまわないことですので、そこだけはしっかり押さえて。