書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

クリスマス・イブ

お寺には関係の無い、クリスマス・イブ。一日中、「暮れどき」に歩いていました。


今日明日と、予備日です。基本的に暮れどきは平日にお邪魔しますので、平日では具合の悪い方のために、土日を空けてあります。毎年書いている気もしますが、お寺からの案内日では都合が悪いからといって、「今年は読みに来なくて良いよ」というお宅が一軒も無いのがとても嬉しいです。


なんとかしてお経を読んでもらわなければ、と思っていただけていると言うことで、それはご先祖様を大切にしていると言うことですし、お寺もまた大切にされていると言うことです。こんなに嬉しいことはありません。


今年はたまたま両日がクリスマス・イブとクリスマスに当たってしまいましたが、クリスマスだからとどこかへ出かける習慣も無いので、影響はありません。子どもたちは、特に明日はプレゼントを紐解いて一緒に遊びたいと言うかもしれませんが。


一応プレゼントは用意しますよ。サンタさんも持ってきてくれますけれど、両親からも、ちゃんと。お寺にもサンタさん、来ますよ。聖人と言われる人は、分け隔てなどしないのです。きっと。


クリスマスはいわずもがな、イエス・キリストの誕生日。お釈迦様の誕生日は4月8日です。イブにミサをやる教会のように、前日の7日夜に何かの法要をお勤めするのも悪くないですね。気候は4月の方が遙かにそうした行事に向いていますし。


実際には道場クラスの寺院では、お釈迦様が悟りを開かれた日、12月8日に向けて、曹洞宗では一週間坐禅三昧の厳しい修行を行っていますし、他宗でも何かしらの行持を執り行うことでしょう。


何もしていないわけでは無いんですけどね。一般の方が割合気軽に参加できるものが無いんですよね。誕生日に合わせてそのお祝いをみんなでするというのは、特に前夜というのは、昼間よりも仕事の都合も付けやすいですし、仏教徒の心を呼び覚ます良い機会になるかも知れません。


やりたいなぁ。言ってるだけでは出来ませんけれど、やりたいなぁ。(「メリシャカ」で検索すると、面白いですよ)