書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

稲荷様大祭

今日は稲荷様の大祭でした。正太寺には稲荷様が鎮守様としてででーんといてくださっています。そのお力にあやかって、家内安全、商売繁盛、交通安全など、様々なご祈祷もお勤めしています。


そのお稲荷さんの、大切な大祭です。お稲荷さんですので、やはり基本は来年の豊作を祈ることになるのですが、正太寺では家内安全としてご祈祷をしてしまいます。お檀家さんは農家ばかりでは無く、漁師が生業の方もいれば、会社勤めの方もいます。みんなに支えられてお祭りを行うには、家内安全が無難だったのでしょうかね。個人的な見解ですが。


声が出ないという住職も、日常会話に不自由しない程度には声が出るので、お祭りの最中から最後まで、いつも通りに先導してくれました。


心配していた午後からのご祈祷法要も、太鼓などは住職が叩いてくれて、私は声を出すだけでした。呼経から回向、ご祈祷申込者の読み込みまで、40分以上にわたって声を出しっ放しになるので、かなりきついですけれどね。でも住職はいつもこれをやりながら太鼓を叩いているわけで、負けられません。


もう少し空気の乾燥が抑えられれば、喉への負担も減るのですけれどね。喉からっからで、途中で声が出なくなりそうでしたもの。


それでも無事に法要も勤まり、お祭りも終わりを迎えることが出来ました。感無量。なんとかなった、の一言に尽きます。これを1人で切り盛りするときがいずれ来るわけですが、まだまだ不安がいっぱいです。なるべく不安を払拭できるように、今回得たものを失わないよう、勤めていこうと思います。