書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

大事件発生

明後日以降、入出中に広まる話ですのでここで書いちゃいますが、住職の声が思うように出ません。


今年の頭から声の出が悪いと言っておりまして、私も近くにいるのでよく分かるのですが、太さやハリが徐々に減ってきていました。


それらはお経を読んでいるときの話で、会話をする分にはほとんど変化を感じなかったのですが、先月あたりから極端に声が出なくなってきて、日常会話の声もかすれ気味になっていました。


病院で診てもらったりして、今月下旬には一大イベントを迎えることになってしまったのですが、とりあえず、当面の問題は「暮れどき」です。


すでに訪問日程は案内済み。今更変更となると事が大きくなりすぎます。それなら大きくなりついでに今年は中止しようかとも話し合ったのですが、それだと正直な話、正太寺の運営上必要な収入が得られず、この先厳しくなるのが目に見えていまして。


結論は、私がほぼ1人で暮れどきを回る、ということに。住職も多少はがんばってみる、ということでしたが、弟子としては無理はして欲しくないので、なるべく私が1人で回るように考えています。


ただ、時間的にも体力的にも無理があるので、読むお経を減らすことにしました。何も知らないお檀家さんは、やけに短くて驚いてしまうでしょうから、事前説明は欠かせません。


とはいえ、丁寧に説明していたら時間の短縮にはならないので、そのあたりの加減が難しいですね。住職の体調は殊更に心配するような状況では無いので、そこはしっかりと伝えなければなりませんし。


暮れどきは、通常半日2時間弱で回れるように予定が組んであります。それを1人で、となると単純に倍の時間がかかります。例えお経を半分にしても、ご挨拶の時間などもありますから所要時間が単純に半分になるわけではありません。


あまり短くも出来ませんから、やはり普段よりは長め、半日3時間程度はかかるつもりで体調を整えた方が良さそうです。一日で6時間はお経を読んでいるかご挨拶をしているか、ということになります。まあ、お盆のおときはそういう日もありますから、珍しい事態ではありませんが。


それが毎日となるとお盆よりも遙かに厳しいタイトなスケジュールって事になります。時間に追われるようにおときを回るのって、倍ぐらい疲れるのですよね・・・ああ、気が重い。


ここで私が体調崩したら、アウトですね。それだけは無いように、がんばります。なんとかなりますよ。私が修行中、住職は夏のおときを1人で回ったのですから・・・