書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

久し振りに週三日勤務です。午後から浜松のお寺の本葬準備に伺うので、ついでに出勤したのです。行けば行っただけ仕事がありますから。


来客も無く、平穏に過ぎる一日でした。13時過ぎには本葬準備のために移動です。今回の配役は知庫。いただい香資(いわゆる香典のこと)の集計、謝宜(配役寺院へのお礼)の用意が主な仕事。


たったそれだけなのですが、数が数なのでかなりの仕事量になります。


在家の方の葬儀でも、以前は受付の係りで香典の金額まで数えていましたよね。中を開けて集計して、そして喪主に渡していたはずです。


最近ではお金を一時的に預かることに抵抗があるのか、いただいたまま封も開けずに喪主に渡すことが一般的なようですが。


そうなる以前の受付係の仕事を、知庫という配役はやるわけなのです。それもお寺さん相手に。その辺がなかなか難しい問題もはらむわけでして。


何にしてもデリケートな部署ですよ。ただ、今回は受付係自体は別に設けられているので、助かります。密葬のお手伝いをしたときは受付しながら集計もすると言う具合でした。密葬では香資をお断りしていたのですが(本葬と二重になってしまうため)、本葬に来れるかどうか分からないからとか、いろいろ事情もあって受け取るときもあります。結局、受付と集計の二重作業になってしまうんですよね。


今回はそれが無いからとても良い具合です。準備も万端。本葬は明後日です。しっかりと役割を果たしたいと思います。