書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

娘のランドセルを求めて

まだ買うわけでは無いのですが、来年小学校へ入学する長女のランドセルをどうするかが、ここしばらくの我が家のホットトピックです。


個人的には土屋鞄のランドセルが好みなんですけどね。娘の好みと合うかどうか分からないですし。


そもそもこのあたりではまだランドセルの集団購入が生き残っているようで、入学説明会の時にでも購入の案内がありそうなのですよ。そうすると、池田屋のランドセルになるのかな。


私が使っていたのは、両親を仲人してくださった方から贈られたランドセルでした。兄弟全員、そうしていただいたランドセルを使いました。


なので、他の子とちょっと違ったんですよね。私はそれほど気にはしませんでしたが、娘はどうだろうかと、気になります。池田屋のぴかちゃんランドセルにしておけば、おそらくそれを選ぶ人が多いだろうから、1人だけみんなと違うランドセル、という状況を避けられます。


でも、今の私の、人と違う物・選択をなるべく選ぶという考え方のおおもとは、ランドセル問題に行き着くような気がします。私としては、娘にも、右に倣えではなくて、自分の意思で、自分がしっかりと選ぶことを身につけて欲しいから、あえて人と違うランドセルを与えるというのもアリかなあ、なんて自分勝手な考えもしています。


というわけで、今日は浜松のキシリというお店へ行ってきました。ここはオリジナルの学習机を扱うお店で、大人が使いたくなるような素朴な机が置いてあるのですが、その一角で土屋鞄のランドセルを展示しているのでした。


いや、正直、お店に入るまでは雑貨シフト気味の家具屋さんだと思っていたのですが、全然違いました。ランドセルが目当てで行ったのに、私は机が気になって仕方がないという。


最近まりまりもりもりにはまっている娘は、だいぶランドセルに興味が沸いてきたようで、大喜びでランドセルを背負っていました。この光景は、何とも言えない嬉しい光景ですね。ジンときました。


土屋鞄の名前は、私の中ではまだそれほどメジャーでは無いと思っていたのですが、店員さんに聞いたら、丈夫だというのがクチコミで広がって、最近は名前が売れているんだそうです。


へぇ〜、と思っていたら、私たちが来たときには閑散としていた開店直後の店内に、家族連れ客が押し寄せてきました。数台が止まれる駐車場もあっという間に埋まってしまい、店内は大混雑。


みんな、ランドセルが目当てなのでした。すごいですね。


ただ、後から娘に聞いたら、ハートが付いているランドセルが良いそうで。土屋鞄には付いてないなぁ。


私の大好きな土屋鞄。娘にも土屋鞄を気に入ってもらいたかったけれども、どうも願いは叶いそうにありません。小柄な娘です。ランドセルだけでも通学の重荷になります。なるべく気に入ったランドセルを買ってあげて、小学校までの長い道のりを、楽しく通える1つの要素になれば良いなと思っていますから、娘のセンスを最大限尊重しませんとね。