書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

さあ9月。秋は行事が目白押し。

いよいよ平成23年も残り4ヶ月となりました。年が明けたばかりには想像もしていなかったような事態です。一日一日が、あっという間に過ぎ去っていきますね。


9月からは行事が山盛りです。幼稚園の行事も多い。宗務所の行事も多い。なぜかお寺の行持は少ない。


さっそく今日は防災訓練でした。幼稚園の方針転換で、今年から園児は地域の防災訓練へ参加するように、と言う事で、私と一緒に参加してきました。


私も地域の防災訓練は初参加ですね。中学生の頃にも参加しましたが、その頃は同じ地域でも本部訓練で、内容が違いました。


ボランティアの縁で、災害ボランティアの防災訓練にも何年か参加しましたが、今は市の訓練とは別立てでやっているようで、そして最近顔を出していないので・・・


地域の防災訓練は、とてもシンプルです。訓練のサイレンが鳴ったら、火の元を確認して、まず一次避難所へ集合します。海抜10mぐらいの所です。そこで地震の様子をうかがいながら、二次避難所へ移動します。そこで複数の町内が集合します。広さ的には全員が避難してきたらとても入りきれませんが。


最終避難所は、中学校。歩くとけっこうな距離ですが、そこなら広さもそこそこあります。ただ、避難所で暮らすような地震が来れば、そこだけではとても足りないでしょうね。そのあたりどうなっているのか。


今回の訓練に際して、アンケートも配られました。自治会や市が決めている避難所とは別に、実際に避難するとどこへ避難するか、という項目がありました。


これは大事ですよね。通信手段の無くなった状況で、私設避難所を把握して回るのは大変な事です。数日間、下手したら数週間単位で忘れ去られる可能性もあるわけです。


若者が居れば大きな避難所へ連絡にも回れるでしょうが、そうで無いケースも十分に想定されます。


こうしてアンケートで事前抽出しておけば、いざというとき、とりあえずここで挙げられた箇所を探して回れば、把握し損ねも減る事でしょう。


また、住民側も、市や自治会が把握しづらそうな所へは避難しないか、揺れが落ち着いているタイミングで、周囲の状況を確認しながら、指定の避難所へ移動する事も考えるべきでしょう。


そんなあたりまで話し合えるような機会も欲しいですね。正太寺も、本堂が無事であれば、十分に避難所として機能します。太陽光パネルの設置資金が貯まれば、それこそ電気もある程度確保できる避難所となりますし、本堂は畳ですからね、それが何より喜ばれることもあるでしょう。


パネル、早く設置したいです。どーんと大きな収入があることなんて無いので、地道に貯めていきますけれど。耐震補強はどうなのかな。大丈夫なのかな。


心配事たくさんです。