書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

この時期のご祈祷は

娘の熱はどうやら下がったようで、朝から平熱を記録していました。ついつい連れて出かけたくなりますが、ぶり返すのを避けるため、グッと我慢です。


我慢しなくても、私は仕事。この時期、お墓経が怖いです。昨年、お墓で10分ほどお経を読んだだけで、日差しに脳天をやられたのか、午後から寝転がっているだけということがありました。


それ以来、日差しの強い日には日傘を使うようにしていたのですが、今日、今年の夏初使用をしました。


先週のお年忌の時には、ささずにいたら倒れそうだったのですが、参列のご親戚の方が、ご持参の日傘をさしてくれて事なきを得ました。あの心遣いがなければ、危ないところでした。


そんなことがありましたので、今日は最初から使う気満々です。でも、傘を差しながらだと、お経は読みにくい。お墓に木魚は持っていきませんが、手磬は使います。チーン、と鳴らすやつですね。


手は2本しかありません。傘を差し、手磬を持つと、チーンと打てないのです。都合、傘と手磬を同時に持つ事になりますが、これはバランスが悪く不安定です。


今日は日傘なのでまだ良いのですが、雨降りになりますと、傘も大きくなり、風も付いたりして、難易度が急上昇します。


ふと思いついたのですが、傘の柄の部分に手磬を取り付けたような、お墓経専用傘って、どこかの仏具屋さんで作りませんかね。かなり需要はあると思うのですが。閉じたときに邪魔にならないように、さらに手磬が雨に濡れてもいいように、と工夫が必要な点がありますが、そこをスマートに解決した、手磬内蔵傘。欲しいです。だれか、作って!