書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

役僧の際の話題をきっかけに。

新居町のお寺さんにお役僧に呼んで頂いたので、お勤めしてきました。控え室に着いてから開式までに、だいたい20分ぐらいは時間があります。その間に話題にあがるのは、やはり地震のことばかりでした。この辺りも東海地震が予想されている地域ですので、ひとごとではありません。


あんな津波が来るのかと思うと、耐震対策よりも、いかにすばやく高台に逃げるかに話題が集中します。揺れで建物がつぶれてしまっては逃げようもないのですが、建物倒壊による被害よりも、その後の津波による被害が甚大であったことは容易に想像が出来ますから。


被災地への支援で出来ることは、現時点ではかなり限られていますから(募金ぐらいしか手がない)、必然的に自分たちの防災対策に思慮は進んでいくことになります。


太陽光発電を取り入れておけば、建物が無事であれば電気の確保は出来るんじゃないか、とか。正太寺の立地条件から、陸の孤島になりかねないので、脱出ルートをどう確保するか、とか。


非常持ち出し袋をお寺に置いておいても津波で持って行かれたら役に立たないから、山の上に置くとかしなくては、とか。


ぶっちゃけ、海抜10mはあるはずの場所に立つ正太寺が浸水するようなことになったら、東海地方は壊滅的な被害を受けているはずで、生き残ったところで助けは来るのだろうかという不安もあり。


でも外洋と繋がっている浜名湖畔でもあるので、津波は心配なのです。うまく建物が残れば、近隣住民の避難所にもなるはずなので、そのための備蓄もしておきたい。


備えておきたいことは山ほど有りますが、現実問題として、備蓄などは継続していくのが難しいです。食料の賞味期限はもちろん、コストの問題もあります。


あらかじめ避難所になりそうなところとして登録するような制度はないものか。そうすると空から物資を落としてくれるとか。公式に避難所として指定されている場所より、津波に対しては明らかに安全なんですよ。ま、でも、陸の孤島の危険性もあるんですけどね。


思考は堂々巡りです。


最近顔を出せていない湖西市災害ボランティアの会合、たまには出たいなぁ。