書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

檀信徒本山研修会1日目

いよいよ檀信徒本山研修会の当日となりました。2月頃から旅程を検討し始め、参加募集をし、ようやく今日という日を無事に迎えられたことをとてもうれしく思います。4年間の宗務所の任期中、最後の本山研修会です。気合いも入ります。


東名高速道路の集中工事を考慮し、出発は5時頃。バス3台で行動しますので、それぞれの出発時刻はまちまちですが、だいたい5時。それから宗務所管内各地を回って参加者を乗せていきます。私は6時ちょっと前の乗車でした。私のバスは6時半前には全員が乗車し、一路昼食場所である郡上八幡を目指します。西へ、西へ。


我々のバスは最終乗車地が湖西市南部だったため、三ヶ日インターへ行くよりは豊川インターへ行く方が近く、また三ヶ日から西が工事で混雑していたので、豊川インターを通過し蒲郡インターでの高速合流も中断し、岡崎もそのまま下道で、結局東名高速は利用せず、東海環状線の豊田東インターから高速道を利用することになりました。


浜名湖の北側をルートにとる他の2台は東名を利用したのですが、無線や携帯で混雑状況をお互いに連絡しながらの行程でした。高速道が渋滞すると下道も混雑するのですが、なんだか、そうしたやりとりが楽しかったです。トイレの問題は深刻でしたけれどね。


岡崎インター付近は、大型車が入れるコンビニが少ないようで、結局近くの大きな公園のトイレを借りました。公園のトイレというのはありがたいです。駐車場も広く確保されていて、大型バスが入っても余裕。みんな安堵の表情を見せていました。


東海環状線に入ってしまえば、これぞ高速道路という快適さでスムーズに進行できました。郡上八幡での散策の時間は短くなってしまいましたが、昼食もおいしく、会場も洒落ていて、気持ちの良い時間でした。


昼食後は一路永平寺を目指し、15時半少し前に上山となりました。ぎりぎり、予定の時間で研修スケジュールを進めることが出来ました。私はと言うと、相も変わらずの記録係。写真やビデオを撮りながら、研修を見つめていました。


いつも思うのですが、この本山研修会、本気で研修するつもりで参加される方はそう多くはありません。その後の旅行や、一緒に研修を過ごした同行者との結びつきを楽しみに参加される方が多いはず。あ、でも、一番多いのは、住職から頼まれて、と言う方かもね。


ですから坐禅の最中に雑談する人が出たっておかしくないのですが、不思議と皆さん真剣に取り組んで下さいます。本山の雰囲気に包まれて、また真剣な表情をした修行僧から手ほどきを受けると、真剣さが伝搬するのかも知れませんね。


法話、坐禅、そして食事もまた修行の1つ。何一つ無駄なおしゃべりをする時間はなく、気の抜けない時間が続きます。そして21時に就寝。後から聞いたのですが、とても寝られなかったという方も結構いました。


翌朝は3時10分起床。修行僧よりも、少しだけ早く起きます。これは、身支度を調える時間を少し多めにとってあるからです。もちろん、2時やそれよりも前に起きている修行僧もたくさんいます。それを思えば、3時の起床はゆっくりです。でも、慣れないと辛いですね。


私もこんな生活リズムは久しぶりです。明日の朝が、心配です。