書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

梅花流詠賛歌特派講習会

特派師範による講習会が、例年のごとくに開催されました。私の出番は、開講式。普段の開講式に詠賛歌を加えた特別な次第で行われます。


まず、導師が入ってくる(上殿する)ときに、御詠歌のお唱えがあります。このお唱えに合わせて、歌い終わる頃にちょうど上殿が終わるように調節します。これがなかなか難しい。上殿の時には、本堂の鐘と、導師のお迎えのための小さな手持ちの鐘を使います。それぞれ鳴らす人が違います。事前にしっかり打ち合わせをして、呼吸を合わせなければ到底うまくいきません。


私は手持ちの鐘を鳴らしながら、導師を先導する係り。今日はダメでした。傍目にはうまくいったように見える程度には出来ましたが、途中、うまくいきませんでしたね。


敗因は、担当者同士で打ち合わせた内容を、開式直前で変更する必要に迫られたことが一番ですね。これはもう、根回しが足りなかった。予想された自体であったのに、事前に手を打てなかった。悔しいです。


来年も同じ係になるかどうかは分かりませんが、私は今、そういう係になる年代なので、来年もやれるつもりで今日の経験を忘れないようにします。がんばるぞ。


肝心の講習会は、その後にお役僧に行ってしまったために中身を全然見ていないのですが、人の良さそうな講師さんでしたから、きっと中身も充実していたことでしょう。正太寺の梅花講員さんも何人か参加してましたから、今度感想を聞いてみなくては。普段教わっている先生とはまた少し違った話を聞けて、楽しかったと思うのですよ。