書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

初めてかな、午後から稲荷様の準備をするのは

明日は稲荷様の大祭です。大祭ですから、年に一度の行事です。ちなみに・・・例祭はお勤めしていません。毎月例祭をお勤めするのが望ましいとはいえ、100%お寺に常駐出来るわけではないので、なかなか厳しいです。


言い訳から始まった今日の日記ですが、珍しく大祭の準備を午後から行いました。いつもならば、10時前ぐらいからですかね、取りかかるのは。日が昇って少し気温の上昇が感じられるようになった頃から取りかかります。


稲荷様のご祈祷を行う稲荷殿は、寒いのです。本堂の西側に建物がありますが、回廊などで繋がっていません。お賽銭を投げ入れるように入り口の戸は格子になっているので、いくら締め切っても外からの風が入ってきます。ですから、少しでも暖かくなってから取りかかるのです。


それが今日は、午前中にお年忌がありましたので、午後からの作業となりました。いつもはこの時期、お年忌がないのでしょうかねぇ。やった覚えがありません。前後の週には予定がありますから、毎年ここだけぽかっとあいていたということに。不思議です。


準備と言っても、主となるのは掃除です。横着しているので、年に一度の大掃除となってしまいます。広くはない建物なので1時間ほどで掃除は終わるのですが、雑巾は真っ黒になります。ほこりよりも、土が多いんですよね。たぶん土壁がちょっとずつ崩れてるんでしょう。塗り直したらきれいになるかなぁ。


窓をアルミサッシに換えたら密閉性が上がって、中があまり汚れなくなるかなとも思うのですが、そもそもお賽銭の投げ入れ口があいているし、アルミサッシではちょっと風情に欠けるので、その決断は出来ずにいます。普段は畳の掃き掃除をするぐらいでなんとかなっていますしね。


同時進行で、婦人部の皆さんが食器類の準備をしてくださいました。明日は100人前以上の食事を作って、ご祈祷を申し込んだ方に昼食を振る舞うのです。婦人部の皆さんの力作でして、なかなかおいしいのですよ。


お檀家さんでなくてもご祈祷の申し込みは出来ます。申し込みして頂ければ食券を差し上げます。今年はもう間に合いませんが、興味のある方は来年、是非お申し込みください。お寺へ電話してくださればOKです。


ただ、今までそうした例がないので、食券をどうやってお届けするか決めていません。でも、その時にはちゃんと方法を決めますからご安心を。千円です。


普段は二千円で各種ご祈祷を行っています。交通安全、厄除け祈願、合格祈願、家内安全などなど。稲荷様に祈願をしますと、例えば交通安全ならば、交通安全を心がけるあなたの気持ちが、より強くなるように見守ってくださいます。遠方であってもなんとかしますよ。ぜひお問い合せください。


電話やメールでご祈祷申し込みを受け付けて、宅配便でお札やお守りを発送するということも考えたのですが、申し込みのページをなかなか作れずに今に至っています。いつか完成しましたら、そちらもご利用ください。


そんな具合で、あっという間に大祭の日が近づいてきました。いま23:31。あと30分足らずで当日に突入です。明日も寒い日になりそうですが、大勢の方がお出かけくださいますように。