書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

密葬儀に参列しました

先日お悔やみに出かけた宗務所長さんのお寺の東堂様の密葬儀に、今日参列してきました。昨日はお通夜に行っていました。受付のお手伝いを仰せつかっていましたので、期待に応えるべく、がんばってきました。


本葬儀の時の受付となると、引き物を渡したりいただいた香資(香典と一般的には呼ばれる物です)を計算したり、名簿にチェックを入れたり、仕事は多岐にわたるのですが、密葬儀の時は基本的には香資は受け取りませんので、記帳をして頂き、控え室を案内するのが主な仕事です。


もちろん他にも、声をかけられやすい位置に受付はありますから、いろいろな用件を聞き取り、関係部署に伝達するのも大事な仕事。まあでも、密葬儀の時にはそうしたケースはあまりないので、落ち着いたものですけれど。


残念なのは、受付を担当すると、肝心の法要に参列出来ないのです。開式直前まで受付はしていますので、間に合わないのですよね。昨日のお通夜も同じく。


結局、参列が叶ったのは、開連忌法要の時だけでした。いわゆる「三日目」と呼ばれる法要です。この時には行道にも参加することが出来、ありがたかったです。


受付のお手伝いの立場としては、そこそこに働けたのではないかと思います。もう一人の書記さんも一緒にお手伝いをしていて、彼は法要にも詳しいので、受付で預かった献香(お線香を一束お供えすること)を祭壇まで運ぶ際に、献香の束を黒白の水引で束ねることまでやってくれました。私はそのことを知らないと言っていいほどの状態でしたから、助かりました。覚えとかなくちゃな。


東堂様のご逝去に伴う一連の行持です。望ましい行持ではありません。でも、所長さんに書記に任じて頂いたご縁から、こうして密葬儀にも参列することが出来、受付の仕事の勉強もさせて頂きました。ありがたいご縁です。


この世の全ての出来事は、こうしたご縁から成り立っています。一つ一つのご縁を無駄にすることの無いように、これからも大切にしていきたいです。