書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

地震と台風一過と、蒸し暑い夏

相変わらずおときに回る日々が続いています。今日で丸一日お経を読む日々は終わりを告げ、明日あさっては半日ずつとなります。明日の午前中は、本堂の飾り付けです。いよいよ、正太寺全体がお盆モードとなりますよ。


台風の影響はいかがでしたでしょうか。湖西市は、夜間に強めに降った程度で、被害という被害もなかったようです。正太寺は、ベランダ菜園のトマトが傾いたぐらいでしょうか。菜園と言ってもトマトしかないのですが。


西日本では大きな被害が出てしまったようです。亡くなられた方も多数。ご冥福をお祈りいたします。どなたが亡くなっても必ず誰かが深い悲しみを抱くのですが、家族を持って以来、こうした悲報を耳にする度に、嫁さんや娘達にもしものことがあったらと想像してしまい、そしてその悲しみを亡くなられた方のご親族が抱くのだと考えると、かける言葉も思いつきません。


うまい言葉を探せば、あるかもしれません。でもその言葉を聞いたところで、本当に救われるのでしょうか?結局は、自分自身でしか解決出来ませんし、今この時点で、そんな気持ちを起こすことも出来ないでしょう。いずれ時期を見て、乗り越える気持ちを起こしてもらうようにし、そして乗り越えるための方策を伝えることが必要でしょうが、それは近くにいなくては出来ません。私は私で、自分の目の届く範囲に何人もそうした人を知っているわけで。


結局の所、私に出来ることは何もないという結論になってしまうのですよね。遠くから、一緒に涙するぐらいしか、ないわけです。当事者にとっては何の役にも立たないことと思いつつも。悔しいですよ。


地震もありました。時間が経つにつれ、静岡県内はじめ、各所で大きな爪痕が報道されるようになってきています。湖西市は、震度4が観測された浜松市豊橋市に挟まれている割に、3.3という控えめな震度でした。私も揺れで目が覚めましたが、非常な危険を感じるほどでもなく、眠っている子どもに蛍光灯が落ちてこないように、覆い被さった程度です。


湖西市内は被害らしい被害もないようでしたが、唯一、電話が繋がりづらくて困りました。いつも通りにおときにでかけたのですが、一回りして迎えを頼もうと電話をしても繋がらないんですよ。結局、仕事用ではなく、個人用の携帯電話からかけたらなぜかあっさりと繋がって、事なきを得たのですが。


その時にももうかなり蒸し暑かったのですが、午後からはひどく暑くなりました。午後の部を終えて帰ってきたら、もうグロッキーでしたね。それでも床屋へ行って、それらしい髪の長さでお盆を迎える準備をしてきました。


同じ県内で被災され、困っている方が大勢いる中で、こうして日常が送れていることに、申し訳なさと、ありがたさを感じています。東名高速道路も被害を受けましたが、13日中に復旧させることを目標に動いているようですね。頼もしいです。


不幸中の幸いは、今のところ行方不明や亡くなられた方の情報がないことですね。明日にかけてまだ新たに判明する事実もあるでしょうから脳天気なことを言っていられませんが、このまま、どなたも亡くなられていないままでいて欲しいと願っています。


本当に、これ以上被害が広がりませんように。毎日の暮らしが、どうか平穏でありますように。