書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

過酷なお盆進行

今年のお盆は例年にも増して過酷です。訃報が多いのです。ここ何年かは、おときの日程調整が苦しくなるほどにお葬式があるということは無かったのですが、もう、苦しいとかを超えています。


いやいやいや。
お葬式をするのが嫌なわけではありません。我々が必要とされているのですから、精一杯お勤めいたします。おときもまた同じく。お寺の計画した日程では都合の悪い方は、他の日への変更を積極的に連絡してきてくださいます。日程を合わせるのが大変でしたから、今年はお寺でお勤めしてしまってもよろしいですよと提案しても、なんとか調整しますから、自宅でお勤めをしてくださいと言ってくださいます。大変ありがたい話です。


でもそういう気持ちとは裏腹に、体は悲鳴を上げ始めているわけでして。そういう意味で、苦しいわけです。我々への期待があり、それをしっかりと受け止めて期待に応えたい気持ちがあり、それなのに体がその気持ちについて行けない、そういう苦しさなのです。


とにかく膝が痛いです。それに尽きます。膝さえ痛くなければ、まだがんばれる。膝が痛いだけで、なぜか疲れ方が倍ぐらい違うのです。膝が痛くなければ、倍はがんばれると言うことです。


2〜3年の間、登場機会の無かったエアーサロンパスを久しぶりに使いました。明日からは朝吹き付けて出発し、昼に吹き付けて出発し、帰ってきて吹き付けてなるべく膝を楽にして、ということになりそうです。


昔痛めた膝が、こんなにも自分を苦しめることになるとは思いもしませんでした。ふぅ。


今日おときに伺ったとあるお宅で、(住職が)足が痛いとおっしゃってたから、と言ってお仏壇の前に椅子を用意してくださいました。少し高い位置にあるお仏壇なので、椅子に座っても、偉そうな感じにはなりません。ちょうど良い高さです。膝は全く痛くありません。住職のために用意されていた椅子ですが、今日の私にはありがたさ一杯のお気遣いでした。


座布団じゃなくても良いですよ。椅子は大歓迎ですよ。どんな椅子でも大丈夫です。もしお檀家さんでこの日記を読まれましたら、どうぞご検討ください。