書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

当番日で宗務所へ。今週は人権擁護推進委員会や永平寺名古屋別院での布教師総会と、今日以外にも宗務所の用事が多い週です。


今日はといえば、お客さんも少なめで、落ち着いた一日でした。ただ、なぜか仕事は多かった。なんでかなぁ。


今日初めて、宗務庁へ電話をかけました。2年以上宗務所に勤めていて、初めてというのもすごいことですよね。宗務庁へ用があるときは基本的には主事さんが直接電話をするので、書記は用がなかったのです。何かあっても庶務主事さんが同じ当番日。書記の仕事を統括するのも庶務主事さんの仕事ですので、庶務主事さんが居るときなら宗務庁とのやりとりは全部お任せです。宗務所は小さな組織ですから、書記が間に入ってもメリットはありません。


今日の用件は、いつもなら梅花主事にお任せの内容でした。宗務庁から進達した書類についての電話がかかってきて、その書類が梅花関係の物だったため、梅花主事と相談して折り返し電話が欲しいという内容でした。梅花主事は当番日が違いますから、当然今日は居ません。携帯電話に連絡すると、これこれこういうふうにと宗務庁へ電話しておいて、ということになりました。


同じ進達でも、梅花関係の物だけは、梅花主事が担当しています。こうなってしまうと、庶務主事さんに頼むわけにもいきませんから、仕方なく、電話をかけました。相変わらず電話嫌いですから、緊張します。社会人失格。


何が嫌って、宗務庁から見ると、書記の立場って、相当低い感じなのですよ。主事さんが相手だところっと態度を変えるというような、そんな印象があります。自分がそういう経験をしたわけではないんですけどね。


宗務庁の職員ももちろんいろんな人がいますから、全員がそういう包括宗教法人としてふさわしくないような態度を取る訳ではないはずですけどね。一人でもそういう人がいると、全員がそう見えてしまいます。火のないところに煙は立たないわけですし。


というわけで、「静岡県第四宗務所でございます」と電話しました。一般社会の常識からしたら赤点ですが。書記というのを明かさなければ、優しくしてもらえるかなぁ、と。お寺の世界は上下関係厳しいですからね。


そういうところに無駄に神経を使っているので疲れるわけですよ。主事さん達なんか、平気で電話してますよ。早くそういう、まともな精神構造になりたいものです。