書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

雨どい掃除

本堂と同じ棟なのですが屋根が別になっている部屋があります。その部屋の雨どいが詰まっているとひと月ほど前に母に言われていたのを、今日ようやく掃除してきました。


おそらく。本堂建築をした昭和38年頃から一度も取り替えられていない雨どいです。はしごをかけて登ってみると、雨どいを屋根と固定するときに使われていたはずの針金が切れて外れていたり、どこのか分からないけれど明らかに外れてしまっている銅板があったりと、なかなか時代を感じさせる光景でした。


もちろん掃除自体はたまにやってますから(私は初めてですが)、住職はおそらく承知していることでしょう。雨どいだけの話ですし、建物裏側で普段は人が近づかないところですので、危険性もありません。だから壊れるまでは直さないということでしょうか。


で、詰まっているには詰まっています。土がすごい。山をしょっているせいか、なぜか雨どいに土がたまるのですよ。正太寺ではよくあることです。ひどいところでは、草が生えたりしています。屋根が重なっているところなどはそれでも問題がないので、草が生えたまま放置されていたり。


しかし今日掃除する場所は、長期間放置するわけにも行かない場所です。高いところが苦手ですが、はしごにつかまったままはさみ火箸で掃除しました。時間にしたら15分ぐらいでしょうか。取りかかるまでに時間を要した割に、短い作業時間です。雨どいの長さも3mぐらいのものですからね。


ちなみに、本堂の屋根が平らなので、ここはよく雨水がたまってしまいます。2カ所ある排水口が落ち葉などでふさがってしまうと、たまるのです。大きなゴミが排水口に入って中で詰まらないように、格子状になったふたが被さっていて、そのふたが詰まってしまうんですよね。


ここへは、別のところの屋根によじ登り、そこから屋根づたいに歩いていきます。これは高いところが苦手な私も、少しだけ楽しいのです。屋根の上歩くって、頻繁にはないことなので新鮮です。まあ、滑り落ちたら大けがするのは間違いないのですが。


これから雨の多い季節になります。こうして雨どいを点検・掃除する機会も増えます。慎重を心がけませんとね。