書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

宗務所日記

当番日出勤。忙しかったです。同じ当番日の主事さんは忙しいらしく、お昼まで1人勤務でした。檀務優先(自分のお寺のお檀家さんに関わる仕事優先)が原則ですから、こういうことはままあります。


その1人の時間帯がやたらと忙しかったです。電話も多かったし、来客も2組。両方ともそれなりに時間を要する用件で、あっという間にお昼でした。


そんな中、今日はなんだか舌がよく回り、電話応対がおもしろかったですね。山勘で喋ってるわけですが。いやね、自分の仕事の範疇ではない用件であっても、用件を聞き、ある程度の対応をしなくちゃならないじゃないですか。もともとが出勤日に確実に出勤出来ない人ばかりで成り立っている職場です。問題なのは、それなのに他の人の仕事の状況が把握出来ないことですけれどもね。


もっとも、同じ当番日の2人の主事さんについては、一緒にいる時間が長いですから、そこそこになんの仕事をしているかも分かります。どこかに何かを発送する時は書記の私の手を通りますから、把握出来ますし。ただ、とくに教化主事さんは他の開所日も出勤する機会が多いので、その間のことは全く分からないのが痛いですね。


朝出勤するとまず発送簿などの記録を見ながら前日までの状況をある程度は掴むのですが、それでも詳細は分かりません。記録し忘れもあるかもしれません。正太寺の場合はファイルサーバーにすべての書類が入っていますから、適当な単語で検索かければ望む書類はたいてい見つけ出せるのですが、宗務所の場合はそこまではいっていません。主事さんのPCを起動して確認するのも時間がかかります。


手書きの書類だったらアウトです。控えは取るのですが、どのファイルに綴じたかなんて、本人でなければ分かりません。だからやっぱり、電話応対は山勘な部分が出てきます。悪影響の出ない範囲で相手の求めに応じた情報を提供する。やっぱり山勘ですよ。


そんなわけで。
宗務所職員として、だいぶこなれてきたなぁと実感出来た日でした。
ということは、ここから先はこの心の余裕が仕事のミスを生む大きな要因にもなり得ますから、今までは違って意識して緊張感を持続させなくてはなりませんね。ありきたりなミスはしたくないものです。


本人の希望に反して事務系の能力満開の私としましては、ちょんぼはやっぱり、ヤですもの。