書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

もう時代は完全にNAS

長年パソコンを使用していると(かれこれ23年以上になる)、パソコン本体の更新も、何度か行ってきました。10年ほど前からはLinuxが徐々に浸透してきたこともあり、古くなったPCにはLinuxを入れて、ファイルサーバーとして使用してきました。その次のパソコン更新の時にも同じようにファイルサーバーとして再生し、最も古いPCは社協へ持ち込んでそこでもファイルサーバーとして利用を続ける、ということを繰り返してきました。


技術の必要なサーバー構築ですが、ファイルサーバーに的を絞れば、ちょっと勉強すれば意外に簡単です。もっとも、難しいのは運用であり、トラブルからの復旧であるわけですが。


長年そうしたことを繰り返してきたおかげで、Linuxに関しての知識もそれなりにあり、自分で構築する場合に必要な労力はほとんど無いわけですが、近年台頭してきたNASがどんどん安くなってきて、自分でわざわざ構築するのがややバカらしく思えるほどになりました。


NASとは、ネットワークに直接繋がるハードディスクと説明される機械です。外付けハードディスクは普通、USBで接続しますが、LANで繋がるわけです。中身は、私が組むファイルサーバーと同じような物が入っているのですが、利用者が勝手に中身をいじれるようにはなっていません。その分、筐体も小さいです。今でのは、ハードディスクのサイズ+一回りぐらいじゃないでしょうか。USB接続タイプと変わらない大きさと思います。


2年ほど前から社協のファイルサーバーの空き容量が逼迫していて、いい加減何とかしなくては思っていたのですが、内蔵ハードディスクを買い足して接続するのは骨が折れます。その間ファイルサーバーは止まるわけですから、そこも問題です。


そんなところに友人から、こういうのを買いたいんだけど、どう?という質問メールが来ました。NASっていう手段があったよな、と思って値段を調べると、500GBのタイプで実売2万3千円。500GBハードディスクを二基搭載し、双方に同じデータを書き込むことで、万一のハードディスクの故障に備える機能が付いています。それをオフにすれば、1TB(1000GB)のハードディスクとして使用することも可能。


当面は500GBあれば十分足りそうなので、ミラーリング機能も付いてこの価格は、買いだと思います。ちょうど年度末が近づき、これを買っても残り事業に影響は無さそうということで、今のところ社協で購入しそうな雰囲気です。無事購入されれば、出向いて、NTドメインに加えれば、すぐに運用開始出来ます。まあ、今までのデータをコピーするのには、それなりに時間はかかるでしょうが。


しかし、この値段は魅力的です。我が家の増え続ける写真・ビデオデータの置き場として欲しいですね。2ヶ月小遣いの使用を抑制すれば、買えるかな。2ヶ月か。うーん、2ヶ月か。出費の機会がなければいいのですが。