書き続ける!住職の平常心日記

静岡県にある曹洞宗のお寺、正太寺の住職が物欲との戦いを公開します。

圏外生活

昨夏に購入以来、世間には認められないもののそのポテンシャルの高さに愛用しているWILLCOM D4ですが、WILLCOMと名の付く通り、PHS回線を使った通信が行えます。もっと言えば、通話も出来るわけですが、それは使ってません。


PDAPHSと携帯とネットブックとノートPCと。それぞれの狭間に位置するのが、D4です。なんとも微妙な立ち位置です。大きさは長3封筒より遙かに小さく、携帯電話より遙かに大きく、重さは500g前後(使用するバッテリーで変わるんです)。最近話題のネットブックVaio type Pが、だいたい長3封筒に入る大きさという話で、重さは600g超ですから、それよりも一回り小さく軽いことになります。


性能的にはtype Pよりも少し劣る感じ。ただ、意外に力強いのですよ。


PDAや携帯電話と違うのは、OSを自在に変えられること。元々はWindows Vistaですが、XPにすることもできますし、最近ベータ版が一般公開されたWindows 7にすることもできます。難易度としては、7にした方が楽ですね。どちらも対応ドライバーは正式には公開されていませんが、7ならVistaのドライバーがほぼそのまま使えるので、問題なく動いてしまいます。そして、Vistaではややもたつきのあった動作が、7では意外に快適に動いてしまうのです。


ちなみにXPだと、何の不満もなく使えます。しかも安定して。バッグに軽く入る大きさで、この性能はすごいです。


ま、そんな話はどうでもいいのです。何より問題なのは、WILLCOMの電波が、正太寺には届いていないことです。いやねもう、真剣に解約をしようと言うぐらいに圏外なのです。DDI Pockets時代から何度か契約と解約を繰り返していますが、未だに圏外なのですよねぇ。入出も中心部へ行けば圏内になるのですが、正太寺は圏内になる見込みもなく・・・


今年は新しい通信規格をスタートさせるそうで、そちらにお金が取られてるんですかねぇ。早々に配備されればいいですが、結局それもまた、正太寺は圏外なんじゃないかなぁと思わずには居られません。


ただ、契約を維持しないと、当初目論んだ価格でD4が手に入ったことにならないため、躊躇してしまいます。実際、月に何度かはPHS通信をする機会もありますし。無くなると不便ではあります。


たしか人口カバー率97%位になっていたと思います。人口カバー率は、役所が圏内になればその地域はカバーされたことになるとか、そんないい加減な算出方法だったと思いますので、実際にはぜんぜんカバー出来てないんですよね。しかもエリアマップはいい加減だし(これはどのキャリアにも言えますが)


エリアマップではうちは圏内なのですよ。確かに、状況によってはまれに繋がりますけれどもね。ほんとうにまれに。瞬間的に。実用にならない速度で。


何度かエリア拡大のお願いをしてるんですが、聞く耳持ってもらえないようです。よほど契約者が少ない地域なのかなぁ・・・
PHSは音質も良いですし、繋がれば接続は安定していますし、なかなか使い勝手が良いと思うのですよ。でもやはり都会でなければ普及しないんですかねぇ。